日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

秋田県雄勝で 建築家白井晟一を語ること

2016-06-10 11:48:51 | 建築・風景
今夕刻仙台に行って一泊し、明朝針生承一さんの車に乗って秋田県湯沢市に向い、建築家白井晟一の設計した「雄勝町役場」の保存に関するシンポジウムに参加する。
話をする僕のタイトルは「私の中の白井晟一建築」。

若き日、母校の恩師「堀口捨己」教授と共に、後年建築の設計に関わることになって、僕の中では次元の違う建築の存在に瞑目することになった白井晟一は、拝見した建築と共に、数々の論考によって、「人」の生きていくことへの原点を示唆させて頂いたと想っている。

僕の実家が長崎だからということでもないが、親和銀行本店や大波止支店のあの空間が、僕のどこかにいつまでも留まっている。銀座支店が無くなり、親和銀行は福岡銀行に吸収されるやもと伝え聞いたが、雄勝町役場と近くにある白井建築を拝見した後、5人のパネリスト共に、お互いの白井晟一論を語り合うのが楽しみです。

<写真 親和銀行大波止支店打ち合わせコーナー>