名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

9か所の湿地をラムサール登録へ

2012-05-11 09:57:39 | Weblog
2012.5.11(金)
 環境省は10日、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約の新たな登録候補地として、愛知県の東海丘陵湧水湿地群など9か所を指定すると、中央環境審議会野生生物部会に報告した。
 これら9か所の候補地は7月にルーマニアで開かれる条約締約国会議に合わせて登録が正式に決定される見込みという
 9か所の候補地は次のとおり。
①大沼(北海道) ②渡良瀬遊水地(茨城、栃木、群馬、埼玉) ③立山弥陀ヶ原・大日平(富山) ④中池見湿地(福井) ⑤東海丘陵湧水湿地群(愛知) ⑥円山川下流域・周辺水田(兵庫) ⑦宮島(広島) ⑧荒尾干潟(熊本) ⑨与那覇湾(沖縄)
 愛知県豊田市の東海丘陵湧水湿地群が指定されれば愛知県内では藤前干潟に次いで二例目となる。 報道によれば、東海丘陵湧水湿地群は八並(やなみ)、上高(かみたか)、恩真寺(おんしんじ)の3湿地計2.5㌶をいう。ここには貴重な植物が多く自生しており、中でも絶滅危惧種のミカワシオガマは、世界最大級の群生を形成するという。
 現在は唯一散策道がある八並だけを毎年10月に三日間だけ一般公開しているが、登録されれば無断進入や動植物の不法採取の恐れが大きくなり、監視の強化も必要となる。
 愛知県では2002年に飛島村の藤前干潟が指定されているが、ここは名古屋市のごみ埋め立て場に予定されていたところで、当時はごみの処分と環境保護との両面から議論沸騰し、結果ごみの量を減らすための分別収集が進むきっかけとなった経緯がある。 
 これら9か所の候補地がすべて指定されれば国内の登録地は46か所となる。

『尖閣諸島購入』問題で豊下関西学院大学教授の主張

2012-05-10 21:15:49 | Weblog
2012.5.10(木)
 東京都の石原知事が尖閣諸島のうち個人所有の三島を都として購入すると表明したことで話題が沸騰していることは、4月19日付の当ブログでも書いた。
 今日の中日新聞の夕刊・文化欄で、関西学院大学の豊下楢彦教授が「尖閣諸島」問題の本質と題して石原都知事の行為を批判しているが、我々一般市民では眼の届かない論点を指摘していて、これぞ“目からうろこ”である。
 石原都知事は購入の対象として魚釣島、北小島、南小島の三島を挙げているが、同じく個人所有の久場島については全く触れていないことについて、豊下教授は久場島が国有地の大正島と同じく米軍の管理下にあるからだと指摘している。この二島は「射爆撃場」として米軍に提供され「米軍の許可」なしには日本人が立ち入れない区域になっているという。
 それにもかかわらず、これら二島で米軍の訓練は1979年以来30年以上にわたり全く使用されていない。そのことについて日本の歴代政権は久場島の返還を要求するどころか、高い賃料で借り上げて米軍に提供するという「無駄な行為」を繰り返してきた。
 豊下教授は、こうした日本の行為を受けながらアメリカが尖閣諸島の帰属のありかについて「中立の立場」をとっていることの理不尽さを責めている。
 豊下教授は、久場島と大正島の二島を訓練場として日本から提供されていながらこうした態度をとっているアメリカの無責任さと、この理不尽なアメリカの態度を黙認してきた日本政府の無責任さを怒っているのである。
 日本政府は一貫して「尖閣諸島は日本固有の領土」と主張してきたが、1971年に中国が公式に領有権を主張して以来、アメリカは、尖閣諸島について「領土問題は存在する」との立場をとって事実上中国よりの態度をとってきた。
 豊下教授は日本政府が今なすべきことは、アメリカに対して尖閣諸島が「日本固有の領土である」と内外に公言させることであり、「三島購入」などは瑣末な問題だと吐き捨てている。
 その上で、石原都知事が打ち上げた「尖閣諸島購入」という『威勢の良い領土ナショナリズム』は結局『中立の立場』という無責任きわまりないアメリカの立ち位置を覆い隠す役割を担っていると結論付けている。
 こうした主張に対して日本政府はどう答えるのであろうか。不都合なことは黙っているというのが政府や役人の常とうであるから期待はできないが、中日新聞もこうした論調を掲載した以上、日本政府やアメリカに反論の機会を与えてほしい。

茨城、栃木で強烈な竜巻発生

2012-05-07 22:39:56 | Weblog
2012.5.7(月) 
6日午後零時45分ごろ、茨城県つくば市や栃木県真岡市などで竜巻や突風が吹いて大きな被害をもたらした。
 これまでに死者1人、けが人53人、建物被害は1500棟に及ぶと伝えられている。
 竜巻の強さは、建物などの被害状況から測る「藤田スケール」という物差しで認定されるという。それによると、弱い方からF0~F5の6段階で、今回は住宅の屋根が剥がれるなどの「F2」に該当し、平均風速は毎秒50~69メートルという。これまでの最高は「F3」で国内では3例しかない。
 今回の竜巻による被害は茨城県常総市からつくば市にわたる長さ約15キロ、幅約500メートルにおよび、常総市では小屋の屋根が50メートル飛ばされた。
 竜巻は発達した積乱雲で上昇気流を伴う高速の渦巻きが発生し、それが地上付近にまで伸びたものとされる。
 気象庁の定義は「激しい空気の渦巻きで、大きな積乱雲の底から漏斗上に雲が垂れ下がり、陸上では巻き上がる砂塵、海上では水柱をともなう」としている。
 名古屋でも6日午後、激しい突風と雷雨に見舞われた。この現象は日本の各地で見られ、特に茨城、栃木両県で大きな被害をもたらした。
 大地震、大津波、豪雨、台風、突風、竜巻と次から次へと自然災害が襲ってくる。自然を恐れぬ人間への神のお仕置きか。

今日は全原発が停止する日

2012-05-05 21:03:00 | Weblog
2012.5.5(土)
 北海道電力泊原発3号機が今日(5日)深夜、定期検査入りして国内に50機ある全原発が停止することになった(東電の福島第一原発4機は既に廃炉が決定)。
 原発が始めて稼動した1970年以来、42年ぶりに原発の稼動が止まる。これは脱原発に向けての歴史的な日になるかもしれない。
 政府は、泊3号機の停止前にストレステストを終えた関電大飯原発再稼動の容認を決め、原発ゼロを避けたいとの思惑があったが、隣接する京都府や滋賀県の反発や橋下大阪市長の反発などを受け、再稼動のシナリオは大きく狂うことになってしまった。電力各社など原発推進派は日本経済の衰退を誇大に宣伝し、エネルギーの安定供給が損なわれるとの危機感をまき散らしている。
 脱原発を言ったはずの野田内閣は、いまや電力会社とタッグを組んで再稼動ありきに突き進んでいる。
 いま必要なことは、電力が不足するとかしないとかの目先の議論ではなく、あの3.11の原発事故を顧みて今後のエネルギー政策はどうあるべきかの展望を持つことであり、政府はまずそれを指し示さなければならない。それこそ国民が期待した自民党から民主党への政権交代の意味だったはずではないか。
 民主党がとっている原発対応はいまや自民党以上の原発推進である。為政者は国民が真に願っている福島事故の教訓と反省をしっかりと受け止め、原発への依存から脱却する方向を指し示してこそ、真に必要な再稼動もあり得ることを認めたい。

憲法施行65周年

2012-05-03 13:12:44 | Weblog
2012.5.3(木)
 日本国憲法が施行されたのは、今から65年前の1947(昭和22)年5月3日である。この日を記念して今日は憲法記念日であり、国民の祝日でもある。
 この憲法も2007年には憲法改正の手続を定めた国民投票法が定められており、衆参両院の憲法審査会も設置されて4年を経て昨秋から活動を始めた。
 尖閣諸島を巡る中国との軋轢、竹島と韓国、さらには北朝鮮の強力な軍事圧力を背景に、改憲派の動きが活発になってきている。
 また東日本大震災を契機に、非常事態に政府が迅速に対応できる憲法へという動きも加速している。
 去る4月27日には、自民党が現行憲法を逐条で見直した改正案を発表した。自衛隊を国防軍と位置付けるなど自民党の意思にかかわらず軍事色の強い憲法へ突き進もうとしている。さらに「緊急事態」の章を新設し、大規模自然災害に対処するため、政府に権限を集中させ、政令で国民を国の指示に従わせようとする規定を盛り込んだ。
 たちあがれ日本は自主憲法大綱案を発表し、天皇を元首とする立憲君主制を打ち出している。
 みんなの党も憲法改正の基本的な考え方を発表した。この中で、一院制や首相公選制の導入を掲げている。
 公明党は、従来から環境権など現憲法にない新しい権利を追加すべきという「加憲」という改憲論である。
 これら既成政党による改憲の動きに地域政党が参戦してきた。橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会は、「維新八策」で憲法改正を掲げ、首相公選制、参院廃止などを公約としている。
 政権を担う民主党はといえば、これら改正の流れを丸呑みするような改憲論者から強力に護憲を主張する者まで千差万別で、とても一つに纏まりそうにない。
 そこでいまや政党における護憲勢力といえば共産、社民の弱小政党のみである。
 こうした現下の情勢からみれば、改憲派の動きはじわりじわりと活発化すると思われるが、中々そうも行かない。65年間という平和憲法の実績は重いし、あの戦争体験者らからすれば軍国主義への道は容易には認めがたいのではないか。

スポーツクラブに通う

2012-05-01 14:47:30 | Weblog
2012.5.1(火)
 いつ頃からか、運動(スポーツ)というものを全くしなくなってしまった。40代から50代そこそこまでは、少々走ってもどうと言うことはなかったが、今では電車に乗り遅れまいと走っても20~30メートルと続かない。数年前までは山道もなんとか登ったものだが、今では100メートルも登れば息が切れて足が動かず、ダウンである。筋力の衰え、体力の衰えをこれほど痛感することはなかったのに。
 これではダメだと、連れ合いに誘われてスポーツクラブに出かけることとなった。幸い、すぐ近くにスポーツクラブ「アクトス」がある。早速、入会手続をとって今日から出かけることとなった。
 スタッフが「e-note」なるものをくれた。これは健康目標を掲げて何か月か後には達成できるように、日々トレーニングの内容やその実施状況を書く日記のようなものだ。
 今日は、まずウオーキングマシーンで15分間歩いてみた。歩くことを強制されるので、心拍数が上がる。70台では100前後が標準というが、気張るとすぐに130~150に上がる。 周りの人は、かなりの早さでランニングをしている。あるいはすでに1時間以上も走り続けている人もいる。ゆっくりと歩いていても疲れるのにあの早さには驚きだ。
 筋トレマシーンはいくつもの種類があるが、スタッフに教えてもらいながらいくつか試してみた。どれも一番軽いものから始めたが、すぐにギブアップである。
 最後にディスプレイにあわせての体操を行った。あわてず、じっくり、ゆっくりということで初日はこんな程度で終えた。まだスイミングプールもあるが、これは次回ということにした。
 どこまで頑張れるか、三日坊主にならないように努力しよう。