名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

天皇退位19年4月30日と決まる

2017-12-04 10:05:07 | Weblog
2017.12.4(月)
 天皇退位決定の前提となる皇室会議が4月1日開かれ、退位の日は2019年4月30日と決まった。政府は8日にも退位を定める政令を閣議決定する見込みという。
 これにより、皇太子が2019年5月1日に新天皇として即位し、改元される。天王退位は江戸時代の光格天皇以来で、約200年ぶり。現憲法下でも初となる。
 昨年8月に天皇陛下が退位のお気持ちを、ビデオメッセージを通じて国民に伝えられてから1年余り、やっと決まった。それでも1年半近くも先である。18年末では、年末年始の宮中行事が多く多忙ということで見送られ、19年度末の19年3月31日でも統一地方選挙や予算案の審議など政治的日程の都合で見送られた。
 天皇の表明から3年近くも先となる。陛下は間もなく(12月23日)、84歳となられ、言うまでもなくご高齢である。天皇制というがんじがらめの体制の中で、ご自分の健康状態や気力などを勘案されてのメッセージであった。さらに1年半も先ということは、陛下の健康さえ気になるところだ。
 それでも秋篠宮殿下が、このように決まったことは皇室として「安堵している」と発言されているところから見て、国民としても安堵できたのではないか。
 天皇は幼少期、青年期を戦争の渦中で過ごされ、日本国民のみならず、被害を与えた中国や東南アジアの諸国民に対しても、天皇制の果たした役割に忸怩たる思いをお持ちになっていたものと思われる。その思いが、日本国内においても、アジアの諸国民に対しても安堵と安らぎの行為として現わされたのではないかと推察する。激戦地への慰問、自然災害地への激励、励ましのお言葉に現れている。
 こうした天皇のお気持ちに最も逆らっているのが安倍政権である。不思議な現象である。