名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

かわら美術館で画家のパレット展を見る

2015-02-26 17:17:22 | Weblog
2015.2.26(木)
 高浜市やきものの里かわら美術館で「画家の魂・パレットとその作品」と題した展覧会を催している。今日の午後、連れ合いと出かけた。
 パレットとは、絵を描く時に絵の具をまぜ合わせる手持ち用のプレートである。パレットは画家の個性の根源とも言えるものを垣間見せてくれるものであり、絵の具の量や置き方、色の配列など画家の性格が現れるという。
 今回の展覧会は、画家の作品と合わせてパレットも鑑賞することにより、いつもとちがった印象や感動が得られるのでないかとの狙いから開催された。
 日本画家では梅原龍三郎、安井曽太郎、林武、東郷青児、三岸節子ら、外国人画家ではピカソ、ダリ、マティス、デュフィ、ユトリロら50人の画家の主要な作品と彼らの使用したパレットを展示している。パレットといっても、その一つひとつが作品のように絵が描かれていたり、絵の具がこってりと盛られていたりして、実に個性的な使われ方をしている。これはまさに巨匠画家たちのパレットのコレクション展でもある。
 高浜市は愛知県の中央部、三河湾にそそぐ境川河口に位置する人口4万人余りの工業都市である。そんなところの美術館によくも集めたり、巨匠の作品とそのパレット郡である。雨の降る寒い日であったが、結構な来館者で賑わっていた。