田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

「三丁目の夕日」の世代 麻屋与志夫

2010-11-08 08:31:33 | Weblog
プログです。
11月8日 月曜日

●新聞配達のバイクの音が狭い袋小路にひびいた。
わたしの家の前だけは時間が止まっているような風情がある。
だいたい住んでいる人間が生きながら化石人間化しているような物書きだ。
昭和の雰囲気をのこしたままの「アサヤ塾」をいまだに主宰している。
それでなんとか食いつないでいる。古い人間だ。

●どういうふうに古いかというと『ALWAYS 三丁目の夕日』の世代である。
K大学にかようので下宿した青山一丁目。
速水さんの下宿から東京タワーの基礎工事をしているのを見に行ったものだ。
その夜近所に火事があった。
タクシーで……物見高いは江戸の常、というか大勢の人が集まって来た。

●東京では「馬が車に乗る」。と感心した。

●このオヤジギャグは解説が要るようですね。
ヤジウマがタクシーで集合してきたのを見た田舎者の正直な感想だった。

●あのころだって既に小説を書いていた。
「文芸首都」に木村正一の本名で参加していた。
古いですね。それにしてもこのシンポのなさ。あきれます。

●話は、ズズと下がって「異形コレクション」は「魔地図」の公募作品の佳作にひろってもらった。長い、ながい冬眠から覚めたところだったのでうれしかった。走りだした方向にまちがい、と自信がわいた。『今回最年長七十代の寄稿者だが瑞々しい発想。』と井上雅彦氏が敬老精神を発揮してくれた。山手線の駅を乗すごしてしまった。「進化論」では、『独自の獣人神話体系を展開する常連で、毎回、愉しみにしている。今回はいつも以上に私小説に傾いているように思われるが、新たな神話を産み出すのに必要な作品かもしれない。』この批評には、驚いた。背筋が震えた。プロの読み手の怖さ。何もかもオミトオシダ。じつは、あれはC型肝炎からやっと回復した時の経験を書いたものだった。

●あれからでも、すでに五年もたっている。無情迅速。時人不待。

●今朝、新聞配達のバイクの音が狭い袋小路にひびいた。ブログを開いたところうれしかった。

●参加しているブログ村のホラー・怪奇小説ランキング一位、人気記事一位のダブル一位になっていた。みなさん、ありがとうございます。GGにはなによりの励ましとなりした。

●「さまよえる塾講師」のほうは昼ごろにはアップします。なにとぞ引き続きご愛読ください。

●反省しています。
井上氏に指摘していただいたように、わたしの作品はどうしても私小説の尻尾がついてます。この二三日GGの追憶が「さすらいの塾講師」でも前面にでてしまっています。いいかげんでやめて、storyを進捗させますね。でも、ブログと小説と両方読んでいただいて裏ネタを探すのも一興かと思います。

●あまりうれしかつたので、つい癖の私事を話してしまった。


今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。

にほんブログ村 小説ブログ ホラー・怪奇小説へにほんブログ村 -->
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夜風の中のミイマ/さすらいの... | トップ | 悪魔との契約/さすらいの塾講... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事