田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

入江悠監督の「太陽」を観た。わたしはまさに〈キュリオ〉の世界に生きていた。 麻屋与志夫

2017-09-13 04:03:15 | ブログ
9月13日Wed.

●秋の夜のムシが鳴いている。虫すだく、と表現したいような鳴きかただ。文学の勉強を長いことしてきた。自然を司る女神様に「不粋な男」と叱られそうだ。虫の鳴き声の区別もつかない。鳥の名前、魚の名前、花の名前をあまり知らない。花は妻の功績なのだろう。特にバラのことは、花を見てバラの名前を10種類くらいはいいあてられるようになった。

●虫の鳴き声で虫の名をいい当てることはできない。パソコンで虫の鳴き声を教えてくれるので一時期覚えたのだが――すっかり忘れてしまった。こういうことは、幼いうちに覚えて置くものなのでしょうか。いま外では虫が鳴いています。田舎住まいなのでありがたいことに、自然の季節の移り変わりを五感で感じられる生活を送っています。

●先日〈太陽〉という入江悠監督の作品をテレビで観た。スゴク感動した。リアルすぎるほどリアルだった。それはわたしが吸血鬼作家だからだ。こうして、夜に生きている、夜、小説をかいているからだだろう。新人類〈ノクス〉だ。そして田舎町なので周囲のありさまは、まさに太陽の中でえがかれている様子に近い。まさか風景まであの昭和初期を思わせるような農村風景ではないが、住んでいる人の精神風景はまさにあのままだ。ほんとうに失礼だと思うし、ゴメンナサイと謝って置くが、〈キュリオ〉なのだ。

●東京と田舎町の間を往復している生活をしているために、両方の生活環境がわかるだけに、痛く感動した。いままで、この街にすんで村八分にあって、苦労している。なぜなのだろうと疑問に思っていたことが、この映画をみて氷が解けるように、理解できた。価値観の相違ということをとおりこして、恐ろしくなる。地政学的なことでいったら東京まで電車で一時間半くらいの距離なのに――。

●一冊も本らしい本を読まずに大人になっていく子どもがおおい。どうしたら本を読み、いまじぶんたちが住んでいる21世紀という時代の感覚、考え方を身につけてくれるのだろう。



二年前にはリリとの別れがありました。そのときの悲しみをカミサンとまとめた作品があります。ぜひ読んでください。角川の「カクヨム」に載っています。下記の題名で検索してください。すぐ読めます。


「愛猫リリに捧げる哀歌」

猫愛/
猫のスリスリ/
むくむくの毛並み/
猫とのサッカ―/
リリの病/
闘病/
看病/
ペットロス/

猫を愛するみなさんへ。ペットロスに悲しむあなたへ。
麻屋与志夫  木村美智子


この作品は、先住猫ブラッキーとリリ、わたしたち夫婦の楽しい思い出。リリは一年と八カ月で他界。その間の様子を記録したブログを編集したものです。わたしたちはペットロスにおちいり、とくに、妻は涙、涙の日々をおくっています。なんとか、この悲しみからぬけだそうと、もがけばもがくほど、悲しみは深まるばかりです。猫、大好きなみなさん。ペットロスで苦しんでいるみなさん。猫との生活の楽しさ、死なれた時の悲しさ。わたしたちと共有してください。
ブログ「猫と亭主とわたし」木村美智子+「田舎暮らし」麻屋与志夫より編集。


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