田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

GGはこたつでまるくなる。麻屋与志夫

2020-11-20 11:05:09 | ブログ
11月20 金曜日
●カミさんが上都賀病院に目薬をもらいにでかけていった。ルナと留守居だ。なんとも寂しい。ルナは冷蔵庫の上で寝ている。掘りこたつから呼びかけているのだが、おりてはこない。

●「ルナ、おいで。猫はこたつでまるくなる、というじゃないか。冷蔵庫の上で冷たくはないのか」
●GGになってからというもの寒がりになった。こたつから出られない。終日こたつで、パソコン相手に過ごしているのだが、言葉がおもうようにひらめかない。文章をかくことをポンプ井戸から水をくみ上げるようなものと、例えるが、どうやら水が枯れかけているようだ。

●文章がかけなくなったらどうしょう。たえず鋭い不安にそわれている。チクチク胸に突き刺さってくるような不安だ。もしそんなことが起きたら、潔く死ぬしかしかたがないのだろう。文章をつづる喜びがあるから生きているようなものだ。その生きがいを喪失したらどうしたらいいのだ。やはり死。でもカミさんやルナには執着がある。ボケっと生きていくのだろうか。

●そんなことは、その時になってみないと、わからない。そのような境涯にならないことを神に祈るだけだ。

●GGと同年齢くらいのひとはどんなことをおもい、どんな生活をしているのだろうか。テレビなどでは、ただ健康で……足腰が丈夫で颯爽とあるいている老人をみかけるが。知的生活のほうは、どうなのだろう。時折俳人で長生きして精進しているひとが映るが――。


●わたしの作品は角川BOOK WALKER 惑惑星文庫で読んでいただけます。

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