田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

国語能力の劣化を悩む  麻屋与志夫

2013-12-28 04:50:12 | ブログ
12月28日 土曜日

●昨夜は塾の無料特訓をやった。
どうして、こんなことをやるのか。
この場所で塾を経営して、教え始めて40年。
初めて黒板の前に立ってからでは、60年。
いろいろな生徒を見てきた。

●結局勉強がうまくいかず、教養がつかなかった子は社会に出てからかなり苦労する。
そうなってからでは、ビンボー書生にはなにもしてあげられない。
だから、夢中で教えるのだが、子どもたちは自分の将来に不安を持たない。
10年後の自分はどうなっているか。
イメージが浮かばないのかもしれない。

●どんなに受験勉強で忙しくても本は読んでもらいたい。
本を読まないからイメージを喚起することができないようだ。

●理系の学生の国語の理解力、作文能力の低下がはなはだしい。

●某大学の医学部では、作文教育に力をいれている。むべなるかな。

●若いお医者さんの場合特にひどい。
「ぼくはこんな患者呼んでいないよ」
過日妻が某大学病院で検査を受けた。
廊下の長椅子で待っているわたしを看護師が呼びに来た。
まちがいだったらしく、看護師とわたしと診察室に入った途端、医師から前述の言葉がとんだ。
「こんな患者」と言うことはないだろう。
そして、わたしは患者ではない。
ひと目、見れば分かるわけだ。
服装から判断しても、つきそいだ。
まあ、カミサンも健康そのものだったから腹も立たなかったが――。

●いずれにしても、言葉づかいは慎重にしなければならない。

●町の駅で買い物をしてリックにつめていたら、「待っているんだ。どけ」と背後から怒声が飛んだ。
チョットした時間しか、経過していない。
これには、驚いた。

●これだって国語能力の劣化が招いたことだと、かなしくなった。



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コメント
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