ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

「獅子身中の虫」 島田祐巳氏の紹介

2022-04-27 14:56:14 | 徒然の記

 先週の22日から今日まで、丸5日間ブログを書いていません。過去のブログの修正作業をしていました。急ぐ理由は、以前にも言いましたが、なぜか古いブログが集中して読まれているからです。

 2年、3年、6年、8年、9年前と、まとめて読まれています。どなたが、何の目的で「ねこ庭」の古いブログを読まれているのか、不思議な気がします。

 自分で読んでみますと、説明不足、誤解、誤字、脱字をたくさん見つけ、これでは「息子たちに読ませられない」と、修正作業にかかりました。まだ半分も終わっていませんが、読書もブログの更新も止まったままです。

 「ねこ庭」を訪問される方々に、念の為お伝えしますと、次のようになります。

 「私のブログが中断していても、ご心配無用です。」「老いてますます元気な私は、病気をしません。」「修正作業に、時間を取られているだけです。」

 久しぶりに千葉日報を手にし、「獅子身中の虫」の記事を読み、修正作業を中断することにしました。4月14日、9ページの「文化面」の記事です。言うまでもなく共同通信社の配信記事です。性懲りも無く、日本をダメにする記事「新著の余録」を全国発信しています。記事のタイトルを紹介します。

 「古代から息づく神話」「日本の宗教と政治」「島田祐巳さん」

 記事の書き出しを、転記します

 「150冊以上の著書を刊行してきた宗教学の大家島田祐巳さんが、〈ここ20年の集大成〉と語る一冊である。」

 いつものように共同通信社は、凡庸な氏を大家と宣伝し読者の目を惹きつけます。氏の顔写真の横に、コメントがあります。

 「2005年から、東京大の先端科学技術研究センターに研究員として5年間在籍し、政治学を学ばなければ、この本はできなかったと話す島田祐巳さん。」

 先端科学技術研究センターの前身は東京帝国大学航空研究所で、東京大学内にある組織です。これとよく似た組織が東大社会科学研究所で、日本の反日左翼を養成する組織です。従って、よく似た場所で5年間研究した島田氏も、立派な反日左翼です。

 「本書は、政教分離の原則に反するとの批判がある、創価学会と公明党の関係はもとより、」「多くの神社を包括する〈神社本庁〉と自民党の関係、仏教、天理教、」「そしてオウム真理教と社会との関係まで、詳しく紹介。」

 そういえば、オウム真理教が活動していた頃、氏の名前を聞いたことがあります。時流に乗る話題を探し、世間に名前を売る魂胆なのかもしれません。

 「島田さんが特に〈危うい〉と感じているのは、天皇制である。」

 なるほどそう言うことかと、共同通信社と氏の一致点を見つけました。

 「島田さんの念頭には、綱渡り状態の皇位継承問題もある。」

 共同通信社の説明の後で、氏の意見が紹介されます。

 「女性天皇や女系天皇を容認したとしても、一つの家系を継承していくことが相当難しいことに変わりはない。」

 「そんな中、小室圭さんと真子さんに向けられたバッシングを見ていると、」「みんなこの国をどうしたいのかと、疑問に思ってしまった、」

 バッシングしたのは、反日左翼のマスコミですから、氏は宗教面からでなく日本のマスコミへの疑問を抱くべきでした。多くの国民が憂国の情から、お二人について考え、祝福したり危惧したりした苦渋については考えません。

 氏は天皇と社会の関係を、『古事記』『日本書紀』にまで遡って研究した結果、発見をしたそうです。

 「天皇を現人神と祀った後に、敗戦で失効した〈表の国体〉に隠れた、古代から息づく〈裏の国体〉である。」

 要するに氏は、なぜ天皇陛下が今も国事行為をなされるのかに疑問を抱き、このことを真剣に考えないまま放置されているのが、恐ろしいことだと語っています。

 天皇陛下の国事行為は、「憲法改正や法律の公布」「国会の招集」などが憲法に定められています。

 「何らかの理由で、天皇が国事行為を果たせなければ社会は機能しなくなる。」

 だからいつまでも、陛下に重要な国事行為を委ねていて良いのか、止めるべきではないのかと、言いたいのです。お止めいただけない理由として、氏が発見したという〈裏の国体〉という新語につながります。軽薄な反日学者の考えつきそうな造語に、早速共同通信社が飛びついていますが、「今年の流行語大賞」でも狙っているのでしょうか。

 「政教分離で宗教を否定しているのに、我々は神話に基づいてものを考えたり、行動したりしている。」「その矛盾を、議論の出発点にしなければならない。」

 記事に書かれた氏の結論が、これです。政教分離を規定したのは、アメリカがくれた「日本国憲法」で、私たち国民はそんなことを考えていません。まして、憲法をくれたアメリカ自身が政教分離をしていません。5年間も東大の研究所にいて、他国のことは調べず、「日本が間違っている」「日本だけが悪い」と、相変わらず思考していたものと見えます。

 「皇室の廃止」と言う結論があるだけで、小室圭氏も眞子さまも女系天皇も女性天皇も、記事には何の関係もありません。矛盾は陛下の国事行為にあるのではなく、「日本国憲法」にあります。

 久しぶりに新聞を読みましたが、これではプーチン氏のロシアを批判できません。ロシアでは、国営メディアがウクライナ侵略を正当化し、欧米諸国のウソニュースでロシアが不当に攻撃されていると伝えています。多くの国民は、ロシアの国営メディアを信じ、ウクライナ侵略の事実を知りません。

 共同新聞の記事を読みますと、反日左翼の島田氏の「皇室廃止」の愚論が、何か正しいことのように発信されています。マスコミの情報操作について、ロシアを笑えません。

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2 コメント

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Unknown (あやか)
2022-04-27 19:06:45
島田祐巳、、、、、、そういう名前は聞いたことがあります。
異臭を放つ名前ですねぇ。

この人は、昔、オウム真理教にも接近しており、オウム真理教から『法名(ホ-リーネ-ム)』を授かっているそうです。
オウム真理教の『ホ-リ-ネ-ム』というのは、仏様のインド式の名前で、オウム真理教の信徒は皆、さういう名前を、もってるそうです。
島田祐巳氏は、そんな名前をもらってた、ということは、ほとんどオウム信者です。(苦笑)
もっとも、島田氏のホ-リ-ネ-ムは、非常に長い名前で、私は、よく知りませんが、最初か最後に『○○○○アカンダ』という言葉が入っていて、
雑誌記者などは、『こりゃ、アカンなぁ』と茶化してたそうです。((笑))

また、それ以前にも、島田氏は、【ヤマギシ会】といふ、『私有財産を否定する疑似宗教的な農業組合』にも心を寄せていたらしいです。

島田祐巳氏は、宗教学者らしいですが、ともかく、伝統仏教や西欧的キリスト教には否定的であり、
もっぱら、奇矯な新興宗教に接近する傾向が有る見たいですね。また、イスラム教徒にも共感を抱いてるようです。

島田氏が、皇室祭祀は政教分離に反すると言っているのも、そういう伝統破壊思考によるものでしょう。

猫様から、ごらんになれば、『反日左翼』と言うことになりますが、
それ以前に、この人は、故意に社会常識に逆らう畸人という印象がしますね。

宗教学者か何か知りませんが、島田氏は、真面目に伝統信仰を奉ずる人々に対する敬虔の気持ちが欠如してると思います。
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ホーリーネーム ? (onecat01)
2022-04-27 19:23:46
 あやかさん。お久しぶりです。

 ホーリーネームは、信者にしか与えられません。こんな人物を、共同通信社は「宗教学の大家」と紹介するのですから、同社も劣らず狂っていますね。

 「故意に社会常識に逆らう畸人」・・「反日左翼」の修飾語さえ、この人物にはもったいない気がしてきました。

 しかしどうでしょう。こんな人物に紙面の大きなスペースを提供し、「皇室破壊論」を述べさせるのですから、共同通信社の方が、何倍も社会常識を外れていると、そんなふうに思いますが・・

 貴重なご意見に感謝いたします。
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