ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

政治は最高の喜劇なのか ?

2023-05-22 21:21:53 | 徒然の記

 次回から渡辺氏の書評に戻りますと言いながら、違ったブログを書いています。狼少年みたいに、そのうち私も信用を無くすのかもしれませんが、5日間の散歩の影響が考えていた以上に大きかった後遺症です。

 散歩の間にたまっていた千葉日報や動画を見ていると、黙っておれなくなりました。今日は終日、令和新撰組の山本太郎氏の国会質問の動画と、青山繁晴氏の動画、西田昌司氏の動画を見ていました。それから「ねこ庭」訪問者の一人である81才の老人のブログも見ました。この方は博学で森羅万象に興味を持ち、読者登録数も「ねこ庭」の比ではありません。ところが氏は、韓国旅行の思い出を動画にしていました。もしかするとやはり、韓国政府と国民は別物なのか、氏は不愉快な思いを何もせず、心から旅を楽しんでいる様子でした。

 無料で招待すると言われても、私は今の韓国、北朝鮮、中国には行きませんので、氏の度量の広さと鈍感さについて行けなくなりました。あれだけ日本を貶されても、素晴らしい町並みでした、夜景が綺麗だったと喜んでいるのですから、私とは別世界の人です。

 山本太郎氏の動画は6本見ましたが、思っていた以上に頭の切れる政治家で、パフォーマンスの上手い人物でした。「国連の敵国条項」に関し、岸田総理、外務省への鋭い質問には敬服したくなるものがありました。

 私自身が日頃疑問に思っていることを、遠慮会釈なく追求する姿勢には拍手をしたくなりました。

 「敵国条項が削除されていない状況下で、日本が軍備を増強し、敵基地攻撃を是とするのなら、敵対国は安保理の承認なしに日本を攻撃できることになるがそれで良いのか。」

 「現状のまま、日本が軍事力をつけて行けば、敵対国からの攻撃を誘う危険性が高まるのでないか。」と、いつもの早口で、いつもの皮肉たっぷりの態度で質問していました。

 こういう人物は総理になれないと自覚しているから、無責任な質問がいくらでもできます。本人がどこまで本気なのか分かりませんが、氏を見ていると「政治は最高の喜劇なのか ? 」、と思わされました。本気で政府を追及するのなら、一過性のパフォーマンスで終わらせず、真面目に語るべきですが、軽薄な氏にはそれができません。見栄を切る歌舞伎役者のように、観客を唸らせればそれで良いのですから、氏としては目的を達しているのかもしれません。せっかく良い質問をしても、線香花火のように国会の片隅で燃え尽きるような質問では、日本の役に立ちません。

 やはり政治家に不可欠の要素は、日本に限らず次の三つです。

  「自分の国を愛する」
  「自分の国を大切にする」
  「自分の国のご先祖を敬う」

 民主主義社会とは、多数者の幸福を実現するためのものであるという基本的な知識が、氏には欠けています。民主主義社会は多数者の幸福実現のためにあるのであり、少数者のために多数者の幸福が阻害されて良いと言うのなら、それはもう民主主義社会ではありません。

 「東京オリンピックのため、公園で暮らしていた路上生活者が行き場を失ったことについて、政府は弱者に寄り添う気持ちがないではないか。」と、熱弁を振るっていました。拍手喝采し、氏に選挙の一票を入れる国民がいるとしても、彼らもまた少数者に過ぎません。数字に強いらしい氏が、たった四人の路上生活者の生活権と、オリンピックを正しく比較しない横車論に首を傾げました。

 現在の日本では自由民主党の中にも、今流行のLGBT、弱者の権利、男女の性別不要論など、おかしな意見が蔓延していますから、これは氏だけへの批判ではありません。

  「自分の国を愛する」
  「自分の国を大切にする」
  「自分の国のご先祖を敬う」

 三つの心を失った政治家が増えているせいで、日本社会の乱れが助長されています。全ては、GHQの置き土産である三つの「トロイの木馬」が原因です。

  1.  亡国の「日本国憲法」・・反日左翼学者とマスコミに「平和憲法」などと呼ばせている

  2.  反日左翼学者組織・・「日本学術会議」「東京大学社会科学研究所」( 大学、政府、マスコミなど各界で活躍する害虫育成組織 )

  3.  反日左翼宣伝組織 ・・大手新聞・テレビ ( NHK   朝日新聞 共同通信社 等 )

 だから私は青山繁晴氏を評価し、氏が中心となっている「護る会」を応援していますが、これとても全面的支援ではありません。「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉がありますが、時として氏の過剰な愛国心の強調に顔を背けたくなる時があります。感情を丸出しで、政府、官僚、中国、韓国を氏が批判する時、山本氏に似たパフォーマンスの匂いを感じます。過剰な演技をしなくても、青山氏は意見を述べるだけで国民がついていくのだと、分かって欲しいものです。

 西田昌司氏は話が下手で、いつもは敬遠するのですが、今回は見直しました。青山氏ほどの影響力はないとしても、

  「自分の国を愛する」
  「自分の国を大切にする」
  「自分の国のご先祖を敬う」

 の三つを持っている自由民主党の政治家であることが分かりました。私の言葉とは違いますが、戦後日本の歪みの発生原因について似た認識を持っていました。

  1.  亡国の「日本国憲法」

  2.  反日左翼学者組織

  3.  反日左翼宣伝組織

 そうですから、青山氏同様西田氏についても今後は支援しなくてなりません。ここまで書けば、次回からは渡辺氏の書評に戻れる気がしてきました。

コメント (7)
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