ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

憲法に関する世論調査 - 12 ( 「最高裁判所裁判官・国民審査」 )

2024-05-21 00:28:40 | 徒然の記

 5月3日、16面の記事の紹介です。念のため、見出しを書いておきます。

 「家族の多様化  議論進まず」

 「変わらない政治に反発」

  ・「結婚の自由をすべての人に」。4月下旬、LGBTQなど性的少数者や支援者による「東京レインボープライド2024」が、東京都内で開かれた。

  ・パレードには虹色の旗を手にした約1万5千人 ( 主催者発表 ) が参加

 (  )書で、主催者発表と注記した上で、参加者の声を紹介しています。

 〈 同性パートナーと行進に参加した香川県の田中昭全さん ( 46 )  〉

   ・社会は確実に変わっているが、国は変わらない

   ・一刻も早く、同性婚を認めるべく動いて

 続く記事は、日本の公序良俗を歪めようとする裁判の正当化です。

  ・全国の地裁で起こされた同性婚訴訟のうち、初の控訴審判決が札幌高裁で言い渡された。

  ・憲法24条1項 「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する。」( 婚姻の自由 ) について、

  ・札幌高裁は、同性間の婚姻も異性間と同様に保障しているとの判断を示し、関連規定 ( 民法等 ) は違憲とした

 多様な意見の存在を求めることと、日本の文化と伝統を守らない裁判官が増えている事実を放置することは別の問題です。記事の書き方を見ると、共同通信社は日本の文化と伝統を大切にする気持が無いようです。

 憲法24条1項の青字で示した言葉を読むと、裁判官には日本語を読む力がないのだろうかと疑問が生じます。

 異性間の婚姻を保障しているのなら、「両性の合意のみ」という言葉が果たして使われるのでしょうか。「両性の合意のみならず、同性の合意にも」と書かれていれば、裁判官の判断が出てきます。たとえ法律の専門家と言われていても、国民の常識を離れた意見を言う裁判官は、任を離れてもらわないと社会の混乱を招きます。

 良識の最後の砦である司法府ですから、当然裁判官は手厚い身分保証を受けています。簡単に罷免させられませんし、だからこそ社会の秩序が守られています。時間と手間がかかりますが、今のところ私たち国民にできることは「最高裁判所裁判官国民審査」ではないでしょうか。

 地方裁判所、高等裁判所の下級審判決を最終決定するのが最高裁判所ですから、今後行われる最高裁判所の判決を待ち、札幌高等裁判所の判決を支持した最高裁判所の裁判官を罷免する、という方法です。おかしな判決を支持する最高裁判所の裁判官が、国民の審判で罷免されたとなれば、下級審の判決がゆっくりと変わります。

 本題でありませんから、国民審査を簡単に説明したいと思います。

 〈 最高裁判所裁判官国民審査 〉・・ウィキペディアより

  ・日本において最高裁判所裁判官の罷免につき、有権者が投票により審査できる制度

  ・衆議院議員総選挙の投票日に行われます。 投票所では、衆議院議員の小選挙区と比例代表の投票と併せて、最高裁判所裁判官国民審査の投票を行います。

  ・罷免を可とする票が有効票数の過半数に達した裁判官は、審査結果告示日から30日後に罷免されます。

 横道に逸れましたので、共同通信社の記事に戻ります。

  ・日本は先進7ヶ国で唯一、同性婚や同レベルのパートナーシップ制度を導入しておらず、岸田首相も否定的な考え方だ。

  ・その理由を首相は次のように答弁

     ・家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ

  ・札幌高裁の違憲判決については次のように述べている

     ・同種訴訟が継続しているが、引き続き裁判所の判断を注視したい

 岸田首相が答弁に苦労しても、悪法LGBT法を成立させた本人ですから、「ねこ庭」では何の同情もしません。共同通信社も同じなのか、勝手な意見を述べます。

  ・共同通信社が今月1日にまとめた憲法に関する世論調査では、

     ・同性婚を認めた方が良いと答えた人・・・73%

     ・選択的夫婦別性に賛成と回答した人・・・76%    に上った。

 記事では説明を省略していますので、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々の参考のため、シリーズの最初の回から「同社の説明」を転記します。

  ・共同通信社は1日、憲法記念日の5月3日を前に、憲法に関する郵送方式の世論調査結果をまとめた。

  ・調査は3 ~ 4月、全国の18才以上の男女3千人を対象に実施した。

 確かめる方法はありませんが、全国の18才以上の男女3千人がこれほど高い数字で賛成したなんて、本当だろうか ? ? ? ? と疑問符が並びます。「ねこ庭」はこの記事を「情報操作」と考えますが、同意する人も同意しない人も、もし興味があれば次回へお越しください。

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