ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

サミット終了後の岸田総理の記者会見

2023-05-21 16:29:25 | 徒然の記

 NHKのニュースで、サミット終了後の岸田総理の記者会見の模様を見ました。

 「検討大使 ( 遣唐大使 ) 」と揶揄される総理なので、期待をせずに話を聴きました。聴き終えて、もしかすると安倍総理を超える首相になるのではないかと、そんな印象を受けました。この直感が当たるのか、外れるのかは、今後の総理の行動次第ですが、何となく当たる気がします。

 「言語明瞭意味不明」の大平総理がいた宏池会出身の総理らしく、岸田氏の話も、何を言っているのかもやもやしていました。しかし今回は、広島サミットの議長国として会議を主催し、中身のある成果を出せているようでした。

 「広島サミットを花道として、岸田総理は引退する。」

 そんな言葉が囁かれていましたが、

 「広島サミットの成果を掲げて解散し、長期政権の道筋をつける。」

 私が得た印象は、国際情勢が緊迫する中で揺るがないリーダーシップを発揮した岸田総理でした。NHKを筆頭に相変わらず日本のマスコミは、「ロシアによるウクライナ侵攻」と報道していますが、岸田総理は会見の中で、何度も、はっきりと述べていました。

 「ロシアによるウクライナ侵略は、断じて許してなりません。」

 緒戦の頃は米国に挑発された侵攻だったのかもしれませんが、無差別の攻撃と殺人を繰り返している今は、侵略としか言えなくなりました。

 「世界のどこにおいても、核の威嚇による領土の変更や侵略は、断じて許しません。」

 中国を念頭に置きながら、明確に語っていました。曖昧な点やぼかしているところはありましたが、これまでの総理の印象が薄れてしまったのは事実です。サミット全般についての長い説明でしたが、総理はメモを見ることをせず、最初から最後まで自分の言葉で語っていたのに驚かされました。

 「理想と夢想は違います。夢想は夢想でしかありませんが、理想は手が届くものです。」

 正確な言葉は忘れましたが、核のない世界、核戦争のない世界の構築は夢想でなく人類の手の届く理想だと、珍しく踏み込んだ意見です。サミットに出席した各国首脳の理解と賛同を得た自信が言わせているのだろう、と感じました。

  「広島サミットの成果を掲げて解散し、長期政権の道筋をつける。」

 この勢いで、国民の悲願である「憲法改正」へと進んでもらいたいものです。今回は渡辺氏の書評の予定でしたが、自分の予想が外れないことを祈りつつ、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々へ報告をいたしました。

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