お盆の期間は、一般的には8月13日~16日の4日間とされています。初日の13日は、ご先祖様をお迎えするため、迎え火を灯します。最後の14日には、帰られるご先祖さまを送るため、「送り火」をつけます。
お盆の間は、果物や野菜、飲み物、お菓子などをお供えして手を合わせます。自分では神道のつもりですが、仏式のお盆も真面目に行います。ご先祖様がどこから来られ、何処へ帰って行かれるのか、深く考えたことはありません。
私の家では、亡くなった人は全部ご先祖さまです。親も祖父母も、叔父も叔母も、自分の記憶にある人はみんなご先祖さまです。死産や早産で亡くなった子供たちも、入れています。亡くなった愛猫や、野良猫タビーも、忘れずにお祈りします。いい加減と思う人もいるのでしょうが、私たち夫婦は、お盆が来るたび真面目に繰り返しています。
8月13日金曜日の記事を読んで、びっくりしました。いつもの通り、共同通信社が配信した、千葉日報の記事です。幣原元首相の書評に時間を取られ、普段より遅れて今頃13日の新聞を読んでいます。
紙面の4分1を占める 、5段組の大きな記事です。
「A級戦犯の処刑報告書発見」「米軍作成 " 正確に執行 "」
「マッカーサー元帥宛て」「日大講師 米で入手」
これが、ご先祖さまを迎える日の新聞記事かと、自分の目を疑いました。東條英機、広田弘毅両首相の顔写真が掲載され、下に説明文があります。
「 A級戦犯・・第二次世界大戦後の1946年5月から、48年11月、連合国が東京・市ヶ谷で開いた、極東軍事裁判 ( 東京裁判 ) で、" 平和に対する罪 " などで起訴された、」「28人の戦争指導者ら。」「そのうち、途中で死亡するなどした3人を除く、」「25人が有罪となり、東條英機、広田弘毅両首相、板垣征四郎元陸将、」「陸軍の土肥原賢二、松井石根、木村兵太郎各大将、武藤章中将の計7人が絞首刑となった。」
この罰当たりな説明を書いたのが、どんな人間なのか知りませんが、共同通信社には、歴史も知らずお盆の意味も知らない記者が、大きな顔をしているようです。こんな大記事にするのですから、トピック扱いなのでしょうが、共同通信社の判断基準がどうなっているのか、トンとわかりません。
記事の書き出し部分を、そのまま転記します。
「東京裁判で死刑判決を受けた、東條英機元首相ら、A級戦犯7人の処刑について、」「正確に実行したと記載した、米軍の公文書が、」「12日までに見つかった。」
「専門家によると、今回の発見で、A級戦犯をめぐる主な公文書が、」「出揃ったことになる。」
発見者は日大の高澤弘明専任講師だと言いますが、米国による違法な「復讐裁判」で、ありもしなかった刑で命を奪われた7名の方々について、「哀悼」も「感謝」の気持ちも無いようです。NHKが田島宮内庁長官の犯罪的資料を、「世紀の大発見」でもあるかのように報道した姿勢と、共通する非礼さがあります。
昭和28年8月3日の衆議院本会議で、「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が採択された時から、旧敵国の戦争犯罪裁判による刑死者等は、国内法での罪人とは見なさないとの、立法措置がとられています。
この事実を無視し、共同通信社は、今はありもしない「A級戦犯」という死語を使って恥じません。この記事を手にする読者の多くは、なんとなく読み、7人のご先祖様を批判するのでは無いでしょうか。歴史を知らない若い人々は、日本の過去を否定する気持ちになります。
靖国神社では、7人の方々を「戦犯」と呼ばず、「昭和殉難者」と言っています。朝日新聞社とNHKと共同通信社を、私は反日・左翼マスコミの筆頭として批判していますが、こういう記事を見る限り、疑いのない事実では無いでしょうか。
ネットで検索しますと、早速中国と韓国の新聞がこの記事を引用し、日本批判をしています。「報道の自由」にあぐらを書き、「悪意と捏造」の記事を発信する共同通信社は、何の責任も問われないのでしょうか。
共同通信社がニュースを配信している、国内の報道機関は次の通りです。
1. 加盟社(共同通信の運営に出資)
- NHK - ただしNHKは独自取材の割合が高く、共同通信配信のニュースは補足的にしか使われない。
- 北海道新聞 道新スポーツ 室蘭民報 東奥日報 デーリー東北
- 秋田魁新報 山形新聞 岩手日報 河北新報 福島民報
- 福島民友 下野新聞 茨城新聞 上毛新聞 千葉日報
- 神奈川新聞 埼玉新聞 日本経済新聞 産経新聞 夕刊フジ
- ジャパンタイムズ ニューヨーク・タイムズ 毎日新聞
- スポーツニッポン スポーツ報知 日刊スポーツ サンケイスポーツ
- 東京新聞 東京中日スポーツ 山梨日日新聞 信濃毎日新聞
- 新潟日報 静岡新聞 中日新聞 中日スポーツ 中部経済新聞
- 伊勢新聞 岐阜新聞 北日本新聞 富山新聞 北國新聞
- 北陸中日新聞 福井新聞 日刊県民福井 大阪日日新聞
- 京都新聞 奈良新聞 神戸新聞 デイリースポーツ 山陽新聞
- 中国新聞 日本海新聞 山陰中央新報 四国新聞 愛媛新聞
- 徳島新聞 高知新聞 西日本新聞 西日本スポーツ 大分合同新聞
- 宮崎日日新聞 長崎新聞 佐賀新聞 熊本日日新聞 南日本新聞
- 沖縄タイムス 琉球新報
2. 契約社発行新聞
3. 契約民間放送局
- 北海道放送 エフエム北海道 東北放送 エフエム仙台 仙台放送
- 青森放送 青森テレビ 秋田放送 秋田テレビ エフエム秋田
- 山形放送 さくらんぼテレビジョン IBC岩手放送 エフエム岩手
- ラジオ福島 栃木放送 とちぎテレビ 茨城放送 群馬テレビ
- エフエム群馬 千葉テレビ放送 ベイエフエム テレビ神奈川
- 横浜エフエム放送 テレビ埼玉 エフエムナックファイブ
- フジテレビジョン TBSテレビ ニッポン放送 文化放送
- テレビ朝日 テレビ東京 エフエム東京 J-WAVE
- 東京メトロポリタンテレビジョン InterFM897 WOWOW
- 日本BS放送 日経ラジオ社 山梨放送 エフエム富士
- 信越放送 長野エフエム放送 新潟放送 新潟県民エフエム放送
- CBCテレビ 東海テレビ放送 東海ラジオ放送 中京テレビ放送
- テレビ愛知 エフエム愛知 名古屋テレビ放送 ZIP-FM
- 三重エフエム放送 三重テレビ放送 静岡放送 静岡エフエム放送
- 岐阜放送 北日本放送 富山エフエム放送 北陸放送
- テレビ金沢 エフエム石川 毎日放送 朝日放送テレビ 朝日放送ラジオ
- 大阪放送 関西テレビ放送 エフエム大阪 大阪テレビ FM802
- 京都放送 エフエム京都 びわ湖放送 エフエム滋賀 奈良テレビ放送
- 和歌山放送 テレビ和歌山 ラジオ関西 サンテレビジョン RSK山陽放送
- 岡山放送 中国放送 広島エフエム放送 広島ホームテレビ テレビ新広島
- 西日本放送 南海放送 高知放送 RKB毎日放送 九州朝日放送
- テレビ西日本 福岡放送 TVQ九州放送 エフエム福岡 ラブエフエム国際放送
- CROSS FM エフエム大分 大分放送 宮崎放送 エフエム長崎
- 長崎放送 テレビ長崎 熊本放送 エフエム熊本 南日本放送
- 鹿児島テレビ放送 エフエム鹿児島 琉球放送 エフエム沖縄
- ラジオ沖縄 琉球朝日放送