最後の蒸気機関車たち その67 1972年9月

最後の蒸気機関車たち　その67　1972年9月
The last steam locomotives in Japan. No. 67 (Sep. 1972)


蒸気機関車牽引列車に長距離乗車するのは最後の機会、と思って宗谷本線を移動している。


351N　宗谷本線佐久駅付近　1972.9.5　C55-47　324列車
Soya line, near Saku Station, Hokkaido.


佐久から音威子府の間は天塩川が迫りカーブが続く。
豊富から名寄まで乗ったのだが、ちょうど半分付近の音威子府まで来た。


352N　宗谷本線音威子府駅　1972.9.5　C55-47　324列車
352-353: Soya line, Otoineppu Station, Hokkaido.

音威子府はこのあたりでは大きな駅で、当時は天北線の分岐もあった。ここで列車はしばらく停車して、機関車の整備を行う。上の写真をよく見ると炭水車付近に係員が登って作業をしているのが見える。


353N　宗谷本線音威子府駅　1972.9.5　C55-47　324列車

線路の下の穴は灰落しのためのピット。石炭の燃え殻を落とすための施設。この機関車もここで灰落しをした。


354N　宗谷本線名寄駅　1972.9.5　C55-47　324列車（右）とC55-30 321列車（左）
354-355: Soya line, Nayoro Station, Hokkaido.

名寄駅まで来て下車。下りの普通列車が来て行き違いをする。C55-30の炭水車には白い色で何か書いてあるが、一部が消えていて読めない。これは当時の労使紛争の活動の一つだろうと思われる。


355N　宗谷本線名寄駅　1972.9.5　C55-47　324列車

登場蒸機　C55（写真351～355）

2020.6.18　写真を入れ替えた。番号の後に「N」が付いているのが改善した写真。

Trivial database of a retired curator, OK.