のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

短夜を明かしに出るや芥子畠(舎羅)

2008年06月05日 | 農のあれこれ
日の出が4時半ごろになっています。
毎日そんな時間に起き出しているわけではありませんが。
日没は午後7時ごろ。
ずいぶんと日が長くなりました。

そんな短い夜の季節に出かけていったのは
芥子(けし)畠ではなくブルーベリー畑。

柏市ではブルーベリーを街の特産にしようと
農家が苗木を購入する場合に補助金が出ていて、
そんな農家が集まって研究会をつくっています。
その研究会が
早くからブルーベリーを導入しているIさん宅を視察することに。
ナシ農家でもあるIさんからきてみないかと
お誘いを受けたものですから出かけてきました。

Iさん宅は市街地内にあり、
隣接する畑に適したナシ以外の作物として
ブルーベリーを導入したそうです。
管理、栽培責任は奥様の仕事。もちろん加工も。
手作りのブルーベリーアイスクリームを振舞いながら
奥様が生き生きと説明されていました。

無農薬で栽培するといっても
やはりいろいろな病気や害虫もあって苦労もあるとか。
現在、60以上の品種を試しに植えているが、
その中から経済性があって栽培に適したものを選別したい
とのことでした。

ナシの収穫・販売もあるので
7月中に収穫の終わる早生種を中心にしていますが、
結果として高冷地の産地から出荷される前となるために
販売面でも好都合と考えているとのことでした。

たしかにブルーベリーは
一般家庭でも庭先果樹として植えられていることが多く、
また収穫に手数がかかることから
どう経済性を担保するのかという点が課題のようです。