のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

夜来風雨の声 花落つること知る多少(孟浩然)

2008年04月19日 | 春の梨畑
昨日の雨風はまさに嵐で、
今日も冷たい風が吹き続いていました。

ナシの花も盛りを過ぎ、花びらが散っています。
今年のナシの交配は天候に恵まれませんでした。
どれほど着果しているかはもう少し時間が必要ですが、
形状の悪いものが多いのは確かでしょう。


タイトルは漢詩「春暁しゅんぎょう」の一節。

春眠暁を覚えず
処処啼鳥を聞く

に続く節です。

文春文庫プラス『教科書でおぼえた名詩』2005年、505円+税
の中に見つけました。

他にも
「おぅい雲よ」とか「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ゆりつむ」とか
「この味がいいねと君が言ったから7月6日はサラダ記念日」とか
「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の…」とか
「春宵一刻値千金」とか
ああこれ知ってる、知ってるっていうものばかりが載っています。

昭和20年から平成8年までの中学、高校の国語教科書1500冊余りから
250編の詩、漢詩、訳詩、短歌、和歌、俳句を精選したものといいます。

当時、国語が特別好きだったわけでもないのですが、
なにかこういう決まり文句というか、
美しい日本語というか、
長く歌い継がれているものがすらすらと口ずさめたり
できることっていいなあと思えてきまして。
年齢を重ねたせいでしょうか。
暇つぶしというよりも
現実逃避なのかもしれませんが。

いまさらに感じるのですが、
学校時代、もっと勉強しておけばよかった…