のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

これが選果機

2005年08月16日 | 今年の梨づくり
ナシの実の重量を計る計量器の部分(人の前)と、いくつもの皿がチェーンに取り付けられて回転する配膳器?の部分から構成されています(回転寿司をイメージしてください)。計量器上の皿に果実を乗せると瞬時に計量され、移動してきた皿に移されます。回転している皿に乗った果実は指定されたところで台の上に落とされます。台の上では重量別に分類されています。あとは転がってきた実を箱の中のパックに詰めるだけです。形状や色彩によるチェックは人の眼で行なわれます。

選果機導入以前は、いろいろなパックを前に並べて、一つ一つの実を手に持ってあっちかこっちかと大きさ毎に分類していました。それでも慣れてくると、実を持った瞬間にどの大きさかを判断できるようになりました。短時間では人の手で分類する方が早いかもしれませんが、なにしろ長時間ですから機械にはかないません。停電したり機械が故障したりしたら手で分類をしなければならないのですが、はたして今さらできるか、便利さに慣れて退化してしまいました。