信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

カタクリの稔り

2011年06月04日 | 山野草
4月中・下旬に開花したカタクリの実が稔りました。
稔りまでを画像でおってみました。



5月1日に花弁が落ちて子房が現れました。


  
5月15日3綾に分かれている様子がはっきり分かるようになっています。
1つの実を割ってみると、種の赤ちゃんができていました。



開花後1ヶ月半、いよいよ実の先端が開いて種が見えました。
可憐なカタクリも子孫を残す戦略はしたたかです。
種子には、エライオソームと呼ばれる物質が付いているそうです。
この物質はアリを呼ぶおとりです。
アリは、エライオソームにつられて、種子を運び、エライオソームを食べた後、
巣の近くに、種子を捨てるのだそうです。
こうやって、遠くまで種子を運んでもらい分布を広げるのです。
種子に群がるアリの画像が欲しくて、デジカメを構えてじっと待ちました。
アリはいたのですが、見向きもしません。
腰も根気もぼろぼろになり画像の取得はかないませんでした。


アリに根負けして採種しました。
先端についているのがエライオソームだと思います。
かじってみると、ねばっとしましたが、味はよく分かりませんでした。
種子は、腐葉土8と山草用土2の割合の用土に播種しました。
1cm程に覆土をした後、鉢は日陰におき日覆いをかけました。
来年の発芽が楽しみです。

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