6回目はアオイロアサガオ(空色朝顔)、熱帯アメリカ原産といわれています。
園芸的には、西洋朝顔またはセイヨウアサガオと呼ばれることが多いようです。
西洋朝顔に対し、アサガオは日本朝顔と呼ばれ、萼や毛などに違いがあります。
東御市では野生株を見かけませんが、性質は強健で、野生株もあると聞きます。
花の径は普通5-8cmで、5本の曜の中間にそれぞれ筋が入ります。
花の色は、青色の他に桃、赤、白などや絞りもあるそうです。
画像の品種は「ヘブンリーブルー」でしょうか、爽やかな青花です。
特徴の一つは萼で、裂片の長さは基部の幅の3倍ほどと短いです。
また、萼全体が無毛で、裂片の先は反り返らずに筒部に密着しています。
茎、葉柄、花序柄とも毛は見当たりません。
葉柄は花序全体の長さとほぼ同じ、花序柄には3-7個の花をつける多花性です。
花柄の基部につく苞葉は小さくて、あることに気が付きませんでした。
葉はハート形で、裂けた葉は見かけません。
葉の両面とも毛は見えません。
花後も花柄(果柄)は上向きで、萼裂片の先は反り返ることはありません。
若い果実を切ってみると、4室で各室に種子が1個ずつ入っていました。
アサガオでは1果中に6個ですが、ソライロアサガオでは4個です。
画像右は成熟した果実ですが、円錐形で萼裂片は反り返っていません。
種子は長さ6-7mm、実体顕微鏡下では短毛が観察されます。
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