信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

ようやくの彩り

2013年03月02日 | 山野草
3月になり風に暖かみを感じられるようになりました。
先週は雪の中で固まっていたフクジュソウが一気に咲き出しました。
白と黒だった庭に、まぶしい黄色が春の訪れを知られてくれています。





今年も、フクジュソウの1日を追ってみました。
8時少し前に陽の恵みがフクジュソウに注がれました。
陽に向いた花から花弁の開花が始まりました。
11時から12時30分頃までが開花盛期で、日陰の花も満開となっていました。
1時過ぎるとつぼみ始め、3時には閉じてしまいました。

画像を見ると花びらの一部が白く反射しています。
肉眼ではそう見えないのですが、画像を見ると日中の花のほとんどはテカりが出ています。
露出を絞ってもテカりが写って見えます。
これはフクジュソウが虫を呼ぶために花の中を暖めるようとして、
花弁がパラボナアンテナように太陽光を反射するためのようです。




フクジュソウは虫媒花ですが、蜜線はありません。
黄金色の鮮やかさと花の中の暖かさで虫をおびき寄せるのだそうです。
今の時期は虫などいないと思いきや、よく見るとなにやら蠢いています。
花弁の左に黒い点が見えますが、小さな虫がおびき寄せられていました。
花粉が出ている雄しべも見えます。




花粉があり虫も確認しましたが、育てて2年、フクジュソウの結実を見ていません。
虫が少ないのか、株が少ないのかと思い、今年は人工授粉を試みました。
どうなるか楽しみです。


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