始めて見る黄色の実、「いったい何の実だろう」、物珍しさに誘われて車を止めました。
ここは、東御市の高台にあるリンゴなど多くの果物の栽培が盛んな地域です。
手のひらにいくつも乗るかわいい実は、黄色の他に赤から黒みがかった色まで様々です。
いったい『君の名は』 と聞いてみましたが、もちろん、応えてはくれません。
葉はすっかり落ちていますが、厚めで、縁には細かい鋸歯があります。
最初はリンゴの仲間かと思いましたが、リンゴのガクは5枚で子房の上につきます。
この実は、4枚のつくばね状のガクが果実の基部側(子房の下)についています。
果実を割ってみると、中には大きな種子が2~3個入っています。
葉、ガク、果実などからカキの仲間と見当をつけて調べてみました。
たどりついたのは中国原産の「ロウアガキ(老鴉柿)」、はたして?
株によって果実の形は明らかに違っており、円形から尖った楕円形まで様々でした。
このことは、種をまいて増やした株であるからだろうと思われます。
来年は葉や花を見て、ロウアガキであるのかを確かめてみます。
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