そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



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ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


トム・クルーズが「ナイト&デイ」に出演するため断った映画「ソルト」
結果、アンジェリーナ・ジョリーが主役に抜擢され、男スパイから女スパイに設定を変えて映画化。
そんな今作を鑑賞。
その感想。

なかなかいい。
さほどヒットしなかった映画だけど意外によく出来ている。
これがトム・クルーズだったらもっとハマっただろう。
……と、残念に思えるぐらい、なかなかよく出来た映画だった。
トム・クルーズで映画化していたら「ミッション・インポッシブル」シリーズとの差別化が難しかっただろうから、アンジェリーナ・ジョリーで正解だったのかも知れないが。

問題点をあげれば……
トム・クルーズの役をそのまま女に置き換えただけなので、いろいろと無理が出ている。
女なのに超人的に強いし、女なのに愛のために全てを捨てたりする。
女はここまで肉体的に強くないし、もっと愛には冷徹で現実的だろう。
つまり男→女への設定変更が原因でリアリティが若干欠けてしまったのだ。
さらに言うなら、男を女に単純に置き換えただけなので、せっかくのアンジェリーナ・ジョリーなのにお色気シーンゼロ。
もう少しセクシースパイ的な味付けをすればもっと楽しめたはずだ。
色仕掛けをもっと使えただろう、というシーンが多々出てくる。
なのに彼女は全てにとても男らしく対処していく。
そのへんの違和感が、もうひとつメガヒットにつながらなかった理由かな。

星3つ。★★★

ウラのウラのウラをかいてくるような脚本は好きだし、よく出来ていると思う。
うん、なかなかです。

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