オススメされて観てみた。
「アフタースクール」の監督、内田けんじ氏の監督2作目。
カンヌ映画祭などで多数の賞を獲得した作品。
その感想。
なるほど、面白い。
「アフタースクール」と物語の構造が非常によく似ている。
というのも、この映画があまりに評判が良いので、「運命じゃない人」みたいな映画をもう一度作ってくれと言われて作ったのが「アフタースクール」らしいのだ。
僕は「アフタースクール」の方を先に見てしまっていたので、この映画の感想が「アフタースクールみたいだな」になってしまったというわけ。
しかし、映画の出来としてはこちらの方が格段に良く感じた。
役者はほぼ無名の人ばかりで、その辺も「アフタースクール」とは比べものにならないのだが、こちらの方がよく出来ている。
いやホント、よく出来ているという言葉がピッタリの映画だ。
星3つ。★★★
素晴らしいんだけど、全体が非常によく出来ているがあまり、物語の落としどころにもっとすごい大オチとか大どんでん返しを期待してしまって、そういう意味では物足りない終わり方に感じてしまった。
だからこの点数。
前半から中盤、そして後半までずっと素晴らしいだけに、オチに対する目線がどんどん上がっていって、結果、少し肩透かし。
まぁ、とはいえよく出来ていた。
この手の映画が好きな人にはたまらないんだろうな。
僕はこの手の何というか「上手にひねりました〜」的なサブカル的というかインディペンデンス的というか小劇団的な日本映画は実はそこまで好きではないこともあって、そこまで高く評価しないのだが。
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