案内状が来た。
アメリカン・エキスプレスのプラチナカード。
だが申し込まない。
なにしろこれは僕とAMEXとの戦いなのだ。
ここまで実に長い道のりだった。
そもそも、ずっとAMEXには入会拒否されてきたのだ。
若き日サラ金にまみれ。
マルイからこわ~い督促電話が来たりして。
いろいろ苦労した挙げ句。
20代半ば過ぎにすべてを返済。
あれから10年以上。
ブラックリスト的なものにもたぶん載っていないはずだ。
銀行系やデパート系や信販系のカードは手に入れた。
しかし世界のどこでも通用する(とCMで強調していて僕はそれを鵜呑みにしている)アメリカン・エキスプレスだけは何度入会審査をしてもなぜか拒否されてきたのだ。
海外旅行のとき、AMEXを使いたい。
それが僕のささやかな夢だった。
そしたら30代になったある日。
突然AMEXから案内状が名指しで届いた。
「ぜひあなたにゴールドカードに入会していただきたい」と書いてあった。
僕は狂喜乱舞した。
「おお、やっと来たかぁっ!」
意気揚々と申込書に記入し、いろんな必要書類も取り揃えて送り返した。
そしたら……
AMEXからの返事は「入会審査に落ちました」だった。
「案内状送ってきたのはそっちだろうがぁっ!」
僕はそのとき、心底憤慨した。
なにがアメリカン・エキスプレスだ。
人をバカにしやがって。
アメリカなんて嫌いだ。
アメリカのバカ。
いいのさ、オレは日本人だ。
AMEXなんかいるもんか。
セゾンのゴールドカードで十分だ。
何しろセゾンのゴールドカードがあると渋谷西武百貨店の駐車場がいつでも3時間無料なのだ。
ワハハのハ。
(涙)
そして1年ぐらい前。
AMEXに再チャレンジ。
ようやく入会できた。
普通の、緑の、スタンダードなAMEXカードに。
ここまでくるのに10年以上かかった。
実に長かった。
そして数ヵ月後、あっさりゴールドカードにアップグレード。
戦いは終わった。
僕はもう満足だった。
僕は勝ったのだ。
アメリカに勝ったのだ。
長い戦いの末に勝利を手にしたのだ。
美酒を味わったよ。
これで海外旅行でスマートにAMEXのゴールドカードで支払いが出来る。
英語が出来なくてもバカにされないぞ。
ワハハのハ。
だが、海外旅行の予定なんてない。
一緒に行く相手がいないからだ。
悪かったな、ちくしょー。
ワハハのハ。
そしたら先日、AMEXの野郎からプラチナカードの案内状が届いたのだ。
ダマされん。
ダマされんぞ。
ここでまた意気揚々と申し込むと「審査に落ちました」とか言われるのだ。
間違いない。
あいつらはそうやってこっちの戦闘意欲をそぐつもりなのだ。
そもそも、だ。
プラチナカードの意味が分からない。
信じられないことに年会費が10万円だ。
なにゆえだ?
プラチナカードだとどんないいことがあるのだ?
どこかの駐車場がタダになるならまだしも。
ダマされん。
ダマされんぞ。
なので、放置。
ゴールドカードで十分です。
ちなみにプラチナの上にはブラックカードがある。
僕は実物を見たことがない。
だが芸能人ではM.Hさんが持っているらしい。
見せてもらったというディレクターに聞いたら、黒く、ズシリと重いらしい。
そして買い物の限度額は、無限だ。
なんだ無限って?
カードでヨーロッパの古城とか買うのか?
うーむAMEX。
どんな商売の仕方をしているんだ。
恐ろしいぞ、アメリカ。
「国家の品格」を読み直す必要があるかも知れん。
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でも見たことあります。
間違いなく、黒、でした。
センチュリオン・カードと呼ぶんだとか。
海外に行く時に、飛行機のファーストクラスを
ブラックカードで一席購入すると、
もれなくもう一席がタダでついてくるという・・・。
つまり一席分の料金で二席分買えるそう。
一部の航空会社でのサービスらしいですが。
てか、ホントは僕が誰だか、もうわかってはるんちゃいます?(笑)
関西でしょ?
えー、わからん。
いつ時代の知り合い?
高校、大学、社会人?
白金?
白銀はスキー場だね(笑)
そうなんですか?
プラチナ=白金
ウィキペディアにはそう書いてあります、一応。
http://ja.wikipedia.org/wiki/白金
ホワイトゴールドはまた別物らしく。
プラチナ≠白銀
だけはコンセンサス取れたね
≠
ではなく、
=
で。
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