そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





名作だ名作だと聞いていたのだが、ずっと見られていなかったこの作品。
Amazonプライムで配信されていたので、鑑賞。
その感想。

これはね、久々に来た超名作。
星4つ。★★★★
まぁ、そもそも題材が題材なので良い映画になるのは宿命なんだけど(感動ポルノだという批判もある)、それにしても良く出来ている。
構成が何しろ上手いし、ジュリア・ロバーツ始めとして役者がみんな演技達者だし、演出が過多になりすぎないちょうど良いあんばいだし、とくに、主人公のトリーチャーコリンズ症候群の男の子ではなく、そのお姉ちゃんのお話が良い。
そこで一番グッと来た(映画の中盤なのに)。
とにかく、良く出来た良い映画。
絶対見たほうがいい。
時代が時代ならアカデミー作品賞ノミネートもあっただろう。
どうやら感動ポルノバッシング路線に飲み込まれ、ほぼ賞レース無冠だったようだが……

10000人に1人の赤ちゃんが発症して生まれてくるトリーチャーコリンズ症候群。
見た目が奇異な主人公のオギーを特殊メイクで演じるのは、映画「ルーム」で、髪が伸び女の子のように見える被監禁少年を演じた子役。
まぁこの男の子が演技達者だし、脇を固める子役たちも演技達者だし、さっきも書いたがオギーのお姉さんを演じたイザベラ・ヴィドヴィッチって女優さんが相当良いのよ。
掘り出し物って言うか、これは超名作です。
公開時よりも、数年後に高く評価される映画の匂いがする。
必見。

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