今度の米国アカデミー賞。
是枝監督の「万引き家族」と外国語映画賞を争うだろうと言われているのが、この「ROMA/ローマ」だ。
監督は「ゼログラビティ」のアルフォンソ・キュアロン。
Netflixで観られるので、観てみた。
その感想。
これはね、難しいよ。
全編モノクロの映画で淡々と日常の風景が描かれ、全てのシーンが絵画のように美しいんだけど、面白いか面白くないかで言えばまるで面白くない映画で、最後の最後まで(ある意味)なにも起こらないまま「えっ、コレで終わり?」って思う映画。
1970年代のメキシコが舞台のメキシコ映画で、白人の家族に雇われている住み込み家政婦のメキシコ人女性が主人公なんだけど、その彼女がいろいろと不平等なことや不条理なことや裏切りなどに遭いつつ、それでも折れることなく黙々と働き続け、そして最後にとんでもないワンカットの(ある場面)があって、そして初めて心の中を吐露するという……こうやって書くととても良い映画みたいだけど、とても良い映画の顔はしていない、淡々系日常映画だったりするという不思議な映画。
ベネチア映画祭で金獅子賞を獲ってます。
うん、凄いんだけど、凄い顔をしていないという、退屈な映画でした。
星は難しい。
僕は2つ半。★★1/2
でもこういうのがアカデミー賞獲りそうだなぁ。
「万引き家族」は負けちゃうかも。
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