そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



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マリリン・モンローの映画をちゃんと観るのは初めてかも知れない。
勝手に「セクシーでバカ」みたいなイメージを持っていたけど、それが覆った。
トニー・カーティスとジャック・レモンとトリプル主演作。
その感想。

なんと言ってもモンローだ。
この女優さんの迫力というか、なんとも言えない色気というのは、時代が変わっても感じ取れる。
演技は上手いし、想像していたよりももっと肉感的というかムチムチしているし、目が若干ロンパリ気味なのも魅力なんだろう。
あとで調べたらこの映画の撮影中モンローはトラブル続きで、遅刻するわ、楽屋から出て来ないわで、大変だったらしい。
しかも撮影中に妊娠していたようで、どおりでお腹のあたりがポッコリしていたけど、可愛いのは間違いない。
時代を超えて語り継がれるスターって言うのはやはりそれなりに凄いんだなぁと思った。
映画としては無茶苦茶だ。
お話は無茶苦茶だし、大オチも無茶苦茶だし、モヤモヤしか残らない終わり方なんだけど、マリリン・モンローが出ているから観ていられるといった類の映画だった。
星は2つ半。★★1/2
他のマリリン・モンローの映画も観てみようっと。

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今度の米国アカデミー賞。
是枝監督の「万引き家族」と外国語映画賞を争うだろうと言われているのが、この「ROMA/ローマ」だ。
監督は「ゼログラビティ」のアルフォンソ・キュアロン。
Netflixで観られるので、観てみた。
その感想。

これはね、難しいよ。
全編モノクロの映画で淡々と日常の風景が描かれ、全てのシーンが絵画のように美しいんだけど、面白いか面白くないかで言えばまるで面白くない映画で、最後の最後まで(ある意味)なにも起こらないまま「えっ、コレで終わり?」って思う映画。
1970年代のメキシコが舞台のメキシコ映画で、白人の家族に雇われている住み込み家政婦のメキシコ人女性が主人公なんだけど、その彼女がいろいろと不平等なことや不条理なことや裏切りなどに遭いつつ、それでも折れることなく黙々と働き続け、そして最後にとんでもないワンカットの(ある場面)があって、そして初めて心の中を吐露するという……こうやって書くととても良い映画みたいだけど、とても良い映画の顔はしていない、淡々系日常映画だったりするという不思議な映画。
ベネチア映画祭で金獅子賞を獲ってます。
うん、凄いんだけど、凄い顔をしていないという、退屈な映画でした。
星は難しい。
僕は2つ半。★★1/2
でもこういうのがアカデミー賞獲りそうだなぁ。
「万引き家族」は負けちゃうかも。





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