そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



三度目の殺人 Blu-rayスペシャルエディション
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是枝監督の映画、もう1本観てみた。
昨年の日本アカデミー作品賞を獲った「三度目の殺人」。
その感想。

今回の福山雅治はいい。
弁護士を演じているのだが、「そして父になる」に比べても抑えめの演技で自然体。
なにより弁護士という役柄が福山雅治のイケメン低音ボイスの常人じゃない感に違和感なく溶け込んでいて、まったく気にならなかった。
福山雅治はこういう役柄で使うのが良いのだよ。
そしてなにより、映画として前半から中盤に掛けて「異常に面白い」。
ミステリーものとして異常に面白いので、ずっと集中して観ていられる。
ところが、後半突然失速し、うんだから結局なんなの?と少しでも思ってしまうと突然冷静になってしまうという……w
惜しいなぁ、惜しい。
前半から中盤が異常に面白いのだが、その先の答えが提示されないところに賛否両論だろう。
まぁ是枝作品なのでフワァ〜とするのは既定路線なんだけど、謎解きミステリーでそれをやられてしまうのを肯定出来るか出来ないか?
僕はまぁ肯定出来た。
真実なんて誰にも分からないのだよ、結局。
まぁでもこの映画に関して言うと、作り手側の真実は広瀬すず演じる被害者の娘が話したことがおそらく一番真実に近いのだろうと思います。
星は3つ半。★★★1/2
相当面白い映画でした。

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