そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





今映画館でやっているシリーズ第5弾。
お台場のスクリーンXという日本でひとつだけの新システムで観賞。
その感想。

まずスクリーンXについて。
正面のスクリーンのみならず、館内左右の壁にも映像が映し出されるこのシステム。
正直言えば期待外れ。
これがなければダメということは全然ないし、映画の途中で左右の壁に映像が映るのはたまになので(上映中ずっとならまだしも、たまになのだ)映るたびにむしろ気が散る。
これならない方がいい。
映すなら本編全部映しっぱなしにしないと意味ないだろう。
というわけで、4DXと違って、このシステム目当てにまたお台場の映画館に行こうという気には残念ながらならない。
上手に使えばかなり効果的なシステムだと思うので勿体ない。
だって、映画本編が始まる前にデモで流れるスクリーンXの映像は、映画館全体がゆっくり回転しているように感じられるほど凄いのだ。
使い方によってはかなり面白くなるのになぁ〜。

で、今度は映画の中身について。

僕はこのカリブの海賊シリーズを過去4作全部一応観ている。
だが、1作目からしてイマイチだと思ったし、それは2作目、3作目と進むにつれてますますひどくなっていき、4作目に至ってはもう駄作以外の何物でもないと思っている。
で、この5作目だ。
うん、そんなに悪くない。
目線が下がりきっていて、1ミリも期待していなかったからだろうけど、悪くない。
バカバカしいことこの上なくて、もうマンガだし、そのマンガ感(ほぼワンピース・笑)を許せてしまえば割と楽しめた。
冒頭の家を引きずる銀行強盗のくだりとか、中盤のギロチンのくだりとか、思わず笑ってしまったからな(あまりのバカバカしさへの失笑だけど・笑)。
客観的に1本の映画としていえばひどいもんだ。
せいぜい星2つ。★★
ただし、シリーズ歴代5作の中ではいちばんイイかも。
いや、そんなことないか。
まぁ、いい。
そもそもこのシリーズ自体どうでもいいのだから。

あ、そうそう。
日本のタイトルは「最後の海賊」だけど、原題は「死人に口なし」。
原題を直訳した方がよほど格好いいタイトルなのに、「最後の海賊」とかつけたがる日本の映画配給会社のセンス。
そして「最後の海賊」っていうから完結編かと思いきや、ぜんぜん次回作も作る気まんまんのラスト。
なんだかなぁ〜だ。
日本の映画配給会社の人ってホント、一部に超頭悪い人いるよね。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )