そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





スパイダーマンの最新作。
8月12日から公開されたばかりで絶賛上映中。
一連のアヴェンジャーズ作品群の中のひとつ。
その感想。

うん、もう、ひとことで言うと、嘘だろというぐらいつまんない(笑)。
アメリカでも期待されたほど客入りが伸びてないので(ワンダーウーマンの方が大健闘)、どんなものかと思って観てみたのだが、ひどかった。
ストーリーもキャラ設定もギャグもアクションも、もう何から何まですべからくスベっていて、すべからくスベる、まさにスベスベ状態だ。
映画館が「なんだこりゃ」という重い空気にどんどん包まれていく確かな感触があった。
観客全員、なんだこりゃと思っていたのだろう。
そんなスパイダーマンなかなかない。

問題点はたくさんありすぎて書き切れないが、ある程度書き連ねると……
・CGがCGにしか見えないチャチなCGで、いつの時代の映画かよと思う。
・ギャグがひとつも笑えずスベリ倒している(アメリカ人はアレで笑うのだろうか?)。
・アクションが、何をやってるのか、画角が悪い、早すぎる、説明不足、で、分からない。
・人間がまるでといっていいほど描けていない。
・敵役の動機が薄い、展開が全て唐突で刹那的、などストーリーの不備が目立つ。

調べたら監督がまだ36歳でろくなキャリアもないポッと出だった(いいすぎ?w)。
ちゃんと勉強してから映画監督を名乗って欲しい。
星2つ。★★

映画後半、とってつけたようなサプライズが起こるのだが、あまりに都合良すぎて失笑。
ただ単にお前、その事実を観客に隠してただけの事じゃん。
伏線も何もナシで唐突にアレは、なんてーか、学生の書く脚本以下かよw。
こんな幼稚なサプライズあるかよ、と、ドン引き。
さらにそのサプライズがその後の物語になんのカタルシスももたらさないという馬鹿ぶりも露呈。
あのサプライズから普通起こるべき愛と憎しみの狭間の葛藤とかを描くならまだしも、何も描かないというね。
やっぱ星1つでいいな。★
考えれば考えるほど駄作だ。

もうすぐ「ワンダーウーマン」が公開され、11月にはいよいよ「ジャスティス・リーグ」が公開される。
マーベルコミック陣営に押されっぱなしだったDCコミック陣営だけど、いよいよ逆転の可能性が出てきたな。

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