そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



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動物たちが歌い踊るヒット作。
その感想。

これはなかなかの秀作。
星3つ。★★★
一見とっ散らかっているのだが、群像劇としてよく出来ている。
とてもよく工夫された脚本。
最低限の説明で各キャラを生き生きとさせ、またこちらの予想を上回る展開を見せる。
これはヒットするのもうなずける。

一番大事なところで、フレディ・マーキュリーとデビッド・ボウイのデュエット曲「アンダー・プレッシャー」がかかるあたり、趣味が合う。
あの曲をチョイスするなんて、そりゃ素晴らしいに決まってるよ。

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ジェニファー・ローレンス主演のSF映画。
120年冬眠しながら宇宙船で遠い星に移住する予定だった5000人の乗客と230人のクルーの内、1人の男だけアクシデントで30年経った時点で起きちゃって、残り90年ひとりぼっち、さぁどうするという映画。
結局その男は1年我慢した挙げ句、たまたま見つけた美女を冬眠から起こしちゃって、そのことを隠して2人で過ごしていくのだが……という映画。
設定やストーリーはものすごく期待大。
その感想。

こんなに切ない映画はなかなかないなってぐらい切なかった。
登場人物が全員とてつもなく不幸なので、切ないのだろう。
救いがない物語なのに、無理矢理救いを作ろうとして、最後無理が生じる。
結果、後味の悪いハッピーエンドという希有な映画になった。
星2つ半。★★1/2
ラストがああじゃなく、ジェニファー・ローレンス演じるヒロインに(真の観客が望む)ハッピーエンドが訪れていれば、星3つだった。
惜しいというか、この映画の製作者は最後の最後で判断ミスをしたなという感じ。
もう1つのエンディングの方を採用していれば、もっと深い映画になったのに。

なんか勿体ない映画だ。
勿体ない。

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