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ベストセラー小説を映画化した前作「ダ・ヴィンチ・コード」が到底納得できる出来ではなかったため、どうせ今度も駄作だろうと高をくくり、しばらく観ずに放置していたこの作品。
本を読んでいなかった僕は、ほぼ予備知識のないまま、まったく期待せずに観た。
すると意外や意外、面白かったのだ。
それも「とても面白かった」と言ってもいいほどにだ。
新しいローマ法王を決めるコンクラーベの1日が舞台。
それだけで興味津々というか、もう釘付け。
しかも「宗教VS科学」というストーリーの軸も大好物。
マグダラのマリアに焦点を当てた「ダ・ヴィンチ・コード」のようなリアリティというか本当かも知れないと思わせる新発見はないものの、ヴァチカンの宝物庫とか地下のネクロポリスとかペテロの墓とか、そういう舞台装置がいちいち面白い。
そう、僕はヴァチカン市国が大好きなのだ。
結局犯人は何がしたかったのか、とか、当初の計画はなんだったのか、とか、解せない部分は多いんだけど、その辺は小説を読めばたぶん筋の通った説明がなされているんだろうと深く考えず受け流すことにした。
面白かったんだから、いいじゃないか。
星4つ。★★★★
それにしてもヴァチカンにあんな宝物庫本当にあるのかな?
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