なんと、まだ頑張っているのだ。
最後の煙草を吸ってから30時間を突破。
我ながら、なかなか頼もしい。
よく「禁煙中」という言い方をするが、実は日本語的にはおかしい。
「禁煙」に「中」なんてことはないのだ。
それじゃあ、まるでいつかまた吸い始めるのが前提みたいじゃないか?
「禁煙」に始まりはあっても、終わりは(概念的には)ないはずなのだ。
なので「禁煙中」は、言葉としておかしい。
話は変わるが、これと同じように「故障中」もおかしいのだ。
「エレベーター故障中」なんて使われ方をよくするが、これ、日本語の間違い。
「タモリのジャポニカロゴス」で初期のころ取り上げた。
なぜなら、「故障」は一瞬のことだから。
「中」ってことはない。
「停止中」「死亡中」と同じように、おかしい。
「修理中」なら分かる。
「修理」には始まりと終わりがあるから。
なのでエレベーターが故障で止まっている場合、貼り紙には「故障につきエレベーター停止」「エレベーター修理中」などと書きましょう。
「エレベーター故障中」「エレベーター停止中」はダメです。
で、話を戻すと……
要するに「禁煙中」なんて状態は世の中にないのだ。
禁煙とは、最後の煙草を吸い終えた瞬間、すでに達成しているのだ。
そう、僕はもう煙草をやめたのだ。
やったー!
万歳!
禁煙達成だ!
……
……
……
そんなこんなで。
どうも、禁煙中、のような気がする僕だ。
煙草を吸いたくなくなるまで、基本的に3週間かかるらしい。
3週間我慢すれば済む、と考えるか、
3週間も我慢しなきゃ済まない、と考えるか。
……
……
……
うーむ。
……
……
……
たぶん、こうしてブログに煙草のことをグダグダ書いている時点で、正直いって、禁煙に失敗している気がしないでもない。
だって、煙草がとても気になっているんだもん。
禁煙についてわざわざブログに書くってことは。
そりゃ失敗しているんじゃないのかい?
だって、ほかのことがおぼつかないんだろ。
煙草が忘れられない証拠だろ。
……
……
……
煙草なんてもの誰が発明したんだろう?
腹が立ってきた。
頑張れ、オレ。
ああ、誘惑に負けそうだ。
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