ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

第2回 体調と対策メモの続報です

2012-05-11 |   体調と対策メモ
 3月2日に「第1回 体調と対策メモです」という記事をご紹介しました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/7c3b6b189f0299a89958d4ab94d88e5a


 先日続報を送っていただきました。貴重な記録をありがとうございました。
 貴重な情報ですので、このブログ上で広くお知らせしたいと思います。
 同じような症状で体調を崩されている方、同じように効果が出るかもしれませんので、ぜひこれらの対策方法を試してください。
 絶対にあきらめないでください。
 この対策メモを送ってくださった方のように知恵を使って、自分に合った対策方法をどうか見つけてください。
  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

体調と対策メモ 続報

 お久しぶりです。
 Tさんに、「続報をお送りします」と約束しながら、かなりの日数が経ってしまったのは、一時、ひどく体調を悪化させてしまっていたからでした。
 年明けに、セシウムの放出量が増えたなどの噂がありました。本当かどうかはわかりませんが、1月、2月のわたしの体調は最悪でした。

 そのときの対策が、もしかしたら、他の人に有効かもしれないと思ったので、まとめてみました。また、前回のメモで結果待ちだった対策の結果もご報告いたします。

 1月末から2月にかけて、咽喉、胃、胸部をはじめとして、体中が痛くなりました。神経痛のような痛みですが、いままで生きてきて、こんな痛みは経験したことがないという痛みでした。骨の中が痛くなるようなかんじです。
 寝ていても起きていても、立っていても座っていても、なにをしていても痛いので、怖かったです。
 しかし、顔色などは問題ないらしく、他人からは元気そうに見えるので(これが問題)なかなかたいへんでした。
(目の奥が痛いという友人も、同じように顔色はよく、外からは元気そうに見えるのだと言っていました)

 また、一時的に夏より体調が改善されていた矢先に悪化したことで、心が折れかけてしまったこともあります。
「こんなにがんばってもダメなのか」という想いで、一時は体調とともに精神的にもへこんでしまっていました。

 このころは、Tさんにも励ましていただき、ほんとうに感謝しています。

 さて、かかりつけの医師とも相談しつつ、なにが原因なのかを探っていたのですが、もしやと思い、ふだんから自主的に摂取していたビタミン剤の分量を思い切って増やしてみました。
 結果的に、これが「当たり」ました。


対策13 ビタミンB1誘導体の摂取

 人間の身体が外敵と戦っていると、ビタミンやミネラルを消費します。また、わたしは定期的にぺクチンを摂取しているので、ビタミンも一緒に排出している可能性があります。身体の慢性的な疲労、身体の凝り、などが、かならずしも放射性物質だけが原因ではにないかもしれないと考え、もしかしたら、放射能と戦い続けているわたしの身体が必要としているビタミンの量は、ビタミン剤の瓶に書いてある「一日の必要摂取量」より多めに必要なのでは、と考えました。
 それで、ビタミンBや、ビタミンCなど、水溶性で、過剰摂取の危険のないものを、通常より過剰めに摂取することにしたのです。
 また、ビタミンBは、通常のビタミン剤ではなく、身体に吸収しやすい形での「ビタミンB1誘導体」として摂取することにしました。これは、すでにふつうのビタミン剤は毎日摂取していたのに、吸収できてないとしたら、身体の、ビタミンを吸収する能力が弱っているかもしれないと考えたためです。

 実は、これは激的な効果がありました。

 身体中の痛みが、だんだん消えていきました。痛みがすべてなくなるまでには時間はかかりましたが、飲んだ一日目の激的な効果は、忘れられません。命拾いをしたという気持ちでした。

 かかりつけの医師にこのことを報告すると、
「身体が通常より多くのビタミンを必要としているとき、ペクチンなどで排出を促していたから、もしかしたら脚気のような症状が出ていたかもしれない」
とのことでした。脚気はたしかに神経痛のような身体の痛みを呈するとのことです。必要量のビタミンは気をつけて摂取していましたから、わたしの体質が特殊だったかもしれません。しかし、震災以降、自然環境も激変していますし、人の体質はそれぞれですから、もし、同じような症状で悩んでいる方がいたら、ビタミンB1誘導体の摂取をおすすめします。

 ビタミンB1誘導体に関しては、大手メーカーをはじめとして、ジェネリックや、さまざまなものがありますから、お好きなもの、身体にあったものを、ご自身で選ばれるといいと思います。いろいろと試してみるのもいいかもしれません。わたしは、経済的な事情もあって、ジェネリックのものを摂取しました。
 検索して、ご自身で「これだ」と思うものを探されてください。
 体質との相性もあるので、いろいろ試してみるのもよいかもしれません。
 水溶性ビタミンなので、副作用もなく、安心だと思います。わたしは毎日飲んでいます。

対策14 ビタミンCの大量摂取

 内部被ばく対策として、ビタミンCが有効という情報を聞き、アスコルビン酸の粉末を購入して、水に入れて飲み始めました。ふだんから気をつけてキウイフルーツ、グレープフルーツなどは食べていたのですが、食品からだけでは足りない気がしたからです。
 疲れているときは、とてもらくになります。これは、ビタミンBほど、劇的には感じられませんでしたが、日々、すこしずつ、体力が持ち上がっていく気がしています。

 体質は人それぞれと思いますが、わたしの場合は、食品からの栄養摂取だけでは、どうにも持たない感じでした。サプリメントなどからのビタミン、ミネラルの摂取は、命をつないでくれたというかんじです。

 ビタミンB1の摂取にともない、この効果をアップさせて、身体の抵抗力を上げるためにさらに有効な手段をご紹介いたします。


対策15 にんにくを食べる

 にんにくは、抗酸化作用があり、内部被ばく対策に有効だとの話もあります。また、自然界の食品には、山菜など、ごくまれにビタミンB1分解酵素をもつ食品があるのですが、にんにくは、この酵素を分解してくれるのです。つまり、ビタミンB1を吸収しやすくしてくれるという効果もあるのです。
 これらの相乗効果を期待して、にんにくをたくさん摂ることにしました。寒い時期でもあったので、身体をあたためる効果もあり、とても助かりました。
 カレーににんにくとしょうがをいれると、身体もあたたまるし、デトックス効果も増すので、とてもおすすめです。
 
 体調は激しく低空飛行で、毎日目が覚めると「ああ生きていた、よかった」と思えるくらいだったのですが、いちばん寒い季節を乗り切り、なんとか3月になりました。
 この辛い辛い2月を乗り切ったのは、わたしにとっては、奇跡のようでした。
 
 3月半ばに、再度、体調をひどく悪化させました。
 これには、こんな経過がありました。

 わたしは、毎日、ビール酵母製剤を飲んでいるのですが、ある日、ビール酵母を切らしてしまいました。薬局に買いに行ったところ、薬剤師さんに「整腸剤ならこちらがいいですよ」と別のものをすすめられたのです。ところが、それから3日後くらいに、がくっと、体力が落ち、立ち上がれないくらいに体調を崩してしまいました。
 もしやと思って、あわててビール酵母を買いに行き、思い切って大量に飲んだら、二日ほどでなんとか復調しました。
 わたしは、乳酸菌だけでなく、納豆、ケフィアなど、さまざまな菌をサプリメントや食品で摂っています。薬剤師さんがすすめてくれた整腸剤も、成分をみるかぎり悪いものではありませんでした。(基本成分は乳酸菌でした)
 しかし、この事件から、さまざまな有用菌を摂取しつつ、酵母ははずしてはいけないんだと痛感しました。(わたしの体質的なものかもしれませんが)
 ビール酵母サプリメントには、酵母だけでなく、さまざまなビタミンやミネラルが濃縮して含まれているので、不足栄養素の問題かもしれません。


対策16 ビール酵母の積極的な摂取

 上記の体験から、ビール酵母の摂取量を増やしてみました。でも、サプリメントでビール酵母をたくさん摂るのは、わりとたいへんなのです。一日30錠とか飲んでいると、気が滅入ってきます。(一日30錠はビール酵母製剤の箱に書いてある一日の摂取量です)
 わたしは、ビール酵母食品を利用してみることにしました。

 そこで、わたしが購入したのは「ベジマイト」です。

 これは、オーストラリアの発酵食品で、濃縮ビール酵母なのです。
 オーストラリアでは、パンに「うすく」塗ってチーズをのせて食べるそうです。(パンにたくさん塗ると、ビール酵母の味が濃すぎてにがくてまずいです)
 しかし、わたしは今回は、健康対策として利用したいので、おいしくなくても、なるべくたくさん摂取したい。
 そこで、わたしは、ベジマイトをお味噌汁にいれたり、納豆に入れたりして食べることにしました。実は、お味噌汁にいれてしまうと、ベジマイトの苦味はあまり気になりません。赤だし味噌に似たかんじになります。
 それに多少苦くても、漢方薬の薬湯みたいなものだと思うと飲めます。(わたしだけかもしれませんが)
 わたしの体質に合っていたのかもしれませんが、とても効果があり、ベジマイト味噌汁を飲みはじめてから、体調がぐっとよくなりました。
 万人向けの味ではないかもしれませんが、味に抵抗なければおすすめだと思います。


対策17 L型発酵乳酸カルシウムの摂取

 ストロンチウム対策には、カルシウム、というのは、「ベラルーシの部屋ブログ」の愛読者の方はご存知だと思うのですが、良質のカルシウムを探して苦慮されているのではないかと思います。
 海産物や牛乳などに不安がありますし、良質のサプリメントはないだろうかと探していたところ「L型発酵乳酸カルシウム」と出会いました。
 これは、1度発酵したカルシウムで、とても吸収力が高く、過剰に摂取しても副作用がほとんどないというものだそうです。
カルシウムは、人間の抵抗力をアップさせてくれますし、ストレスを軽減させてくれます。人間の身体のさまざまな機能に関わる栄養素です。
 放射能と戦う身体には、つねに栄養素が不足気味で、ビタミン同様、過剰気味に摂取する必要があると考え、「L型発酵乳酸カルシウム」を、毎日ビタミンCとともに飲料水に混ぜて、飲むことにしました。これはとても効果がありました。

 一番、効果を感じたのは、目です。
 震災以降、目がしょぼしょぼして、見えにくくなっていたのですが、このカルシウムを飲み始めてから、視界がはっきりしてくるようになりました。
 視神経とカルシウムがどんな関係にあるのか、よくわからないのですが、何か関係があるのかもしれません。


※レシチン摂取結果
 さて、ここで前回の「体調と対策メモ」で結果待ちだった大豆レシチンの効果について、ご報告します。

 効果がありました。

 レシチンを飲み続けて約2カ月後、昨年の夏ごろから慢性的に悩んでいた、「頭がぼーっとする」という症状がなくなりました。いまだに、忘れっぽくてケアレスミスは多いのですが(笑)、頭に霧がかかったような症状や、考えるのがつらい、というような症状はかなり消えました。このまま飲み続けていこうと思います。

 以上が今回の体調と対策メモですが、今回のキモというか、ポイントは、実は「摂取量」にあります。
 今回のレポートで取り上げたもの「ビタミンB1誘導体」「ビタミンC」「ニンニク」「ビール酵母」「L型発酵乳酸カルシウム」は、とくに過剰に摂取しても大きな副作用はありません。(ビール酵母が多少、プリン体の関係で気をつけないといけないですが)ビタミンBとC、乳酸カルシウムは、水溶性で過剰に摂取しても体外に流れていきます。
 今回、これらを、他人に話したら「えっ」と言われるくらい、飲みました。
(通常の摂取量の3倍~4倍くらい)

 それによって、だんだんと体調が持ち上がってきたのです。
 今、原因不明の体調不良で苦しんでいる方は、ぜひ、試してみてください。
 おそらく、乳酸菌整腸剤やビタミン剤、カルシウムなどは、気をつけて飲んでいらっしゃる方も多いと思うのです。
 それでもなかなか改善されない場合、思い切って、これらの量をうんと増やしてみてはいかがでしょうか。(もちろん、お医者さんと相談して、危険のない範囲で)

 ポイントは、(危険のない範囲で)「おもいっきり」です。
 とくにわたしは寝る前に、うんとたくさん飲みました。
 夜中に身体が痛くて目が醒めるのが辛かったからなのですが、これがよかったみたいで、寝ている間にビタミンやカルシウムが、いっしょうけんめい身体の中で働いてくれたようなのです。

 毎日、朝になると、ほんのすこしずつですが、体調がよくなっているような気がするのが、励みになりました。
 同時に、ペクチンとアルギン酸ナトリウムも飲んでいたので、毎晩寝る前に、ペクチンがセシウムを、アルギン酸がストロンチウムを、鉄がウランを吸着し、ビタミンやカルシウムが身体を作り直してくれているんだ、とイメージして寝ました。
イ メージングがどの程度身体に効果があるかわからないけど、長期にわたる体調不良と持久戦で戦うためには、役立ってくれるかと思います。

 同じような症状の友人もそうなのですが、何をしてもなかなかよくならない時は、焦ってしまったり落ち込んだりしてしまいます。そういうときは、あえて「早くよくなろう」とは思わず、なんでもいいから「自分はほんのちょっとでも昨日よりよくなっているんだ」と根拠なく思うことで、日々乗り切れることがあります。
 わたしの2月3月4月は、その「根拠のない確信」でがんばりました。

 いまも、体調は全快していませんし、痛みはあります。
 しかし、自分の体調との付き合いは長期戦と割り切りました。食べ物や水に気をつけたり、サプリメントや健康食品を飲む日々は、めんどうではありますが、習慣になってしまえば、苦にはなりません。

 きっとまた、ときには悪化してしまうこともあると思うのですが、そういうときもへこまずに(へこむとは思いますが)「以前も乗り切れたんだから、今回も大丈夫」と思って、がんばろうと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・

 続き(第3回体調と対策メモ)はこちらです。

この記事についてブログを書く
« 毎日新聞 「子どもを守る食... | トップ | マリーシャさん近況報告 »

  体調と対策メモ」カテゴリの最新記事