3月28日に恩方を訪問したとき、ニリンソウと思ったのがアズマイチゲでしたが、再訪した30日にも「はずれ」がありました。小さな峠を越えたとき、斜面にタチツボスミレの群落がありました。みごとな群落だったので、写真を撮ろうと降りたら、これがはずれ、なんとヤマルリソウでした。花の色は確かに似ています。この花を見るのはずいぶん久しぶりな気がします。ワスレナグサによく似た花です。園芸品のワスレナグサは花の中央が黄色で水色とよいコンビネーションですが、ヤマルリソウにはそれがありません。ルリソウとはいいますが、花の色は水色で、それもくすんだようなひそやかな色です。今は車で通りすぎてしまう峠ですが、昔はここを歩きながら一息いれてこの花を見た人がいたはずです。
うれしい「はずれ」でした。
ヤマルリソウ 2008.3.30 日の出町
うれしい「はずれ」でした。
ヤマルリソウ 2008.3.30 日の出町