秋になって木のはが色付くのを見るのはいいものですが、色付くと言っても色々です。
カエデの仲間の多くは鮮やかな赤になるので「コウヨウ」と入力してすぐに出てくる紅葉ですが、イチョウなどは黄葉です。どちらも同じ色になりますが、コナラやカエデは1本の木の中でも違うし、木ごとに色が違います。だからコナラ林はほとんど赤からほとんど黄色、その間に様々な段階の褐色があります。
コナラだけではないですが、太陽の光の当たる角度でまた違って見えます。私は半逆光が好きですが、青空を背景にしたやや傾いた順光というのも気持ちの良いものです。私は山陰で育ったので、初冬の青空と黄葉には目だけでなく、心もまぶしいような感覚が付け加わります。