自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

オオセンチコガネ

2019年08月05日 | 標本
若草山は上の方がススキ群落で柵がありその下は芝生です。シカは下の方にいてかなりの密度がいるらしく、きれいな芝生になっています。逆に言えば、シカが高密度にいなければ芝生にはならないで、ススキが入り込んでいるはずです。
 その右側にシイの林があり、シカの群れがいました。子鹿とメスが数頭いました。そこであることを思い出し、探してみることにしました、あることとは「奈良のオオセンチコガネは色が違う」ということです。私がみてきた金華山のオオセンチコガネは赤光りします。他の場所で見たものもそうです。ところが奈良公園のオオセンチは青や緑に輝くということで知られています。ただ、昨日から糞を見つけては時々調べてみたのですが、いてもいいはずのエンマコガネも見かけないので、オオセンチコガネは期待うすだろうなと思っていました。それは芝生が広がっているから糞虫にしても直射日光と硬い地面ばかりでは住みにくそうだったからです。その点、シイの林はちょっと期待できるような気がしたのです。それで新しい糞を見つけては探してみましたが、ここでもフン虫は見つかりませんでした。そうではありますが、しばらく歩いていたら、緑色に輝くものが見え、それは死んだオオセンチコガネでした。
 そこで、7月31日にアファンの森で採ったセンチコガネ、金華山のオオセンチコガネ、そして奈良公園で拾ったオオセンチコガネを並べてみました。なんでうんこまみれになっているフン虫がこんなにきれいなんだ?


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