自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

キジバトを開く 6

2022年01月13日 | 標本
砂嚢を2つ切りにして断面を見ました。

砂嚢の断片

この中身を出しました。

砂嚢の断片、内容物を取り出したもの

そうすると中に球状の部屋がありました。ネットで調べた限りこの「部屋」に解剖用語がないようです。不思議なことです。それで仮にこれを「内だま」と呼ぶことにします。内だまは奇妙なことに周りの筋肉ときれいに分かれました。最初はおそらくていねいに筋肉を外さないといけないだろうと思い、粗く外してからナイフで削るように取るつもりでした。しかし実際にはツルリとは言えないまでも、きれいに引き剥がすことができました。
 取り出した内袋は胃や腸のような消化管の柔らかいものではなく、爪で弾けばポコポコというような音が出る硬いものでした。これは哺乳類で見たことのない、極めて異質なものです。



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