クラシックギターの入門期用の「先生とデュエット!楽しいギターレッスン、クラシックギターを始める全ての人のために」という教則本が完成しました。
厳密には印刷屋さんにデータを出し終えたというところで、実際に本はまだ手にしていませんが、今月の終わり頃にはこちらに届く予定です。

もともとは5歳児になぜかギターを教えることになり、課題を書き下ろしていたんですが、その課題をミューズの山下社長が目ざとく見つけ、入門期用の教本を作ってはどうかと言っていただきました。そこで一気に32曲二重奏曲と各調の音階を書くことにしました。昨年の8月6日に書き始めお盆前には作曲は完了、あと少し手直しや序文その他を書いて8月の終わりにはほぼ出来上がりました。
それから今まで更に推敲を続けてついに今できあがった・・・のではなく、9月に入ってから自分のコンサートやらレクチャーで忙殺されてずっと中断しておりました。やっと今年に入ってからイラストレータで版下制作やら校正をやっていました。1人で作曲家、編集者、印刷屋の仕事をしたので大変でした。
課題の二重奏は、先生と弾くことになるのですが、いわば「非対象」の二重奏曲です。つまり生徒のパートは入門期なのでごくシンプルですが、先生のパートを少し複雑にして、曲全体としてはきれいな和音が響くという塩梅です。
私自身はもうギターを人前で弾くことはありませんが、(「最終ステージ」は1974年です。10年くらい前にそのときのベネズェラワルツ第3番とブローウェルのフーガの録音を当ブログで期間限定で要パスワード公開をしたことがありました)バロック音楽を演奏したいとおっしゃるギター愛好家にレッスンをすることがあります。でも小さい子供に教えることはなかったので、教材選定に苦労しました。というより、ここだけの話ですが、いいのが〇〇〇〇。(4文字伏せ字)・・・・・・・(数行削除)(笑)まぁ、そのお陰でこうして一冊ものすることができました。
ということで発売は2月1日、ミューズ音楽館からの発売です。私のHPに、何曲かあげておきましたので、音を聞いてみたい方はのぞいてみてください。ただしコンピュータの演奏ですので、機械的です。(いいギター音源がないので、生徒パートがチェンバロ、先生パートがスチール・ギターです)実際に販売する本には、名古屋の若手ギタリスト、生田直基、伊藤兼治両君の模範演奏CDがついています。
厳密には印刷屋さんにデータを出し終えたというところで、実際に本はまだ手にしていませんが、今月の終わり頃にはこちらに届く予定です。

もともとは5歳児になぜかギターを教えることになり、課題を書き下ろしていたんですが、その課題をミューズの山下社長が目ざとく見つけ、入門期用の教本を作ってはどうかと言っていただきました。そこで一気に32曲二重奏曲と各調の音階を書くことにしました。昨年の8月6日に書き始めお盆前には作曲は完了、あと少し手直しや序文その他を書いて8月の終わりにはほぼ出来上がりました。
それから今まで更に推敲を続けてついに今できあがった・・・のではなく、9月に入ってから自分のコンサートやらレクチャーで忙殺されてずっと中断しておりました。やっと今年に入ってからイラストレータで版下制作やら校正をやっていました。1人で作曲家、編集者、印刷屋の仕事をしたので大変でした。
課題の二重奏は、先生と弾くことになるのですが、いわば「非対象」の二重奏曲です。つまり生徒のパートは入門期なのでごくシンプルですが、先生のパートを少し複雑にして、曲全体としてはきれいな和音が響くという塩梅です。
私自身はもうギターを人前で弾くことはありませんが、(「最終ステージ」は1974年です。10年くらい前にそのときのベネズェラワルツ第3番とブローウェルのフーガの録音を当ブログで期間限定で要パスワード公開をしたことがありました)バロック音楽を演奏したいとおっしゃるギター愛好家にレッスンをすることがあります。でも小さい子供に教えることはなかったので、教材選定に苦労しました。というより、ここだけの話ですが、いいのが〇〇〇〇。(4文字伏せ字)・・・・・・・(数行削除)(笑)まぁ、そのお陰でこうして一冊ものすることができました。
ということで発売は2月1日、ミューズ音楽館からの発売です。私のHPに、何曲かあげておきましたので、音を聞いてみたい方はのぞいてみてください。ただしコンピュータの演奏ですので、機械的です。(いいギター音源がないので、生徒パートがチェンバロ、先生パートがスチール・ギターです)実際に販売する本には、名古屋の若手ギタリスト、生田直基、伊藤兼治両君の模範演奏CDがついています。
ミスターと一緒に『作曲家ナカガワの小部屋』にあるmidi音源(?)の演奏を聴いて嘆息をついてたんだワン。ミスターは高校生のときに、それまでの自己流のギターから脱却するために、2年程先生について習ってたらしいんだけど、はじめのうちは徹底的に、テンポとリズム(特に付点音符や連符の運用)について厳しく指導されたと言ってたんだワン。カルカッシの練習曲を基調とした教則本を使ってたらしいんだけど、面白くないというか、非常に「古典的」というか、サプライズがないというか、ときたま美しいコード進行とか転調とかがないわけではないんだけど、やっぱり退屈になってくると言ってたんだワン。
maestroのレッスン本は、アンサンブルを基調としてるので、何よりも生徒のテクニックと同時に音楽性が育てられるところがすばらしいと思うんだワン。それと、知ってるメロディの曲でも、初心者だからと言って陳腐なコード進行に終始するのではなくてハッとするようなところが必ず(かどうかは全部聴いてるわけではないのでわからないんだけど)あるところがいいなあ、って思うんだワン。「お子様ランチ」ではない初心者用レッスン本なんだワン。
たくさんのギター教室で採用されるといいんだワン。このご本でレッスンを受ける生徒さんは幸せなんだワン!genta gonta
本文で書きましたが、私はギター界から離れて(といっても身を置いていたのはほんの数年ですけど)もう40年以上になりますが、当時も今も入門者や初心者用の教材のレベルの低さは目を覆わんばかりです。
そもそもギターの古典派の作品(カルリ、カルカッシ、ソル、ジュリアーニ・・・)のうち教育的作品は退屈なものが多く、バッハの教育的な作品と比べたら雲泥の差。
まぁバッハレベルにはほど遠いですけど、カルカルソルジュリよりは相当マシなものなったのではと勝手に思っています。クラシックギターを始めた人が楽しみながら、和音感覚やリズム、読譜力などを養って上達していったいいなと思っています。
実はヒマを見つけては、この教本を終えたあとに使うエチュード集を作っています。ソロ7曲、二重奏、三重奏各2曲、四重奏1曲からなる全12曲の曲集で、いわゆるカルカッシ教則本の第1部を勉強している人が対象です。「メロディック・エチュード」というタイトルで2集まで作ろうと考えています。もう第1集はほとんどできました。私はこう見えても結構筆は速いんです。(笑)
そうですね。私もバロックリュートを弾く前は、クラギをやってましたが、当時は、1にも2にも,溝カルです。
基本音階をやって、次に初等曲から初めていきますが、大体、半分もいかないうちに、初心者は脱落というのが当たり前でしたね。退屈で面白くないんです、あれは。
やはり、楽しく進められるような教則本が良いわけです。
ただし、プロを目指そうとするクラシック専攻の方は別です。溝カルはもちろん、ソル、ジュリ、タレガ、そして留学してみっちり文化も教養も知識も技術も、退屈でもなんでも、苦しくとも、やりとげないといけません。
でも、アマチュアは、面白、おかしく、楽しんでギターを弾ければいいんです。
そういう意味では、今回の先生編集のこの教本は、お子様から大人まで、楽しみながらギターを勉強できると思います。
100万人(それ以上?)ギター愛好家必須のベストセラーとして、版を重ねていく教本となることを確信します!
プロを目指す方は、カルカッシなんてさっと過ぎ去ってしまうので、退屈な曲だと思っている期間は短いでしょうね。それにそもそもカル第一部に半年もかかっているようではプロは無理かも?(1ヶ月か2ヶ月くらいで通過かな?)
でも今回の教本は、そういうプロを目指す方も含めて全ての老若男女のために書きました。プロを目指す方は豊かなハーモニーのより深い理解を、楽しみで練習される方はより楽しく豊かなひとときを!というコンセプトです。