リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

まだ弦張り・・・

2006年02月20日 11時45分36秒 | 音楽系
先週張り替えた弦で、問題がある弦をまた替えました。
なかなか定まりませんですね。

6コースから9コースのオクターブをナイルガットに替えてみましたが、やはり音色的にバランスが悪いのでナイロンに替えました。ナイルガットは妙に明るい音が出すぎるんですよね。高音弦では使えるものがないのでは?というのが私の判断。でもせめてオクターブ弦には、と思って替えてみたんですが、やはりだめでした。

その交換したナイロン弦のうち、8コースのオクターブ弦がペケでした。おまけに10コースのバス弦も振動不良。うーん、困ったもんです。名古屋に出かける用事があったので、ついでにミューズに寄り、いいのがでるまで次々に張ってみることにしました。(何というぜいたくな(笑))でもひょっとして10本張り替えてもまだいいのが出てこなかったらどうしよう!

と思いましたが、8コースのオクターブは一発でいいのに当たりました。ほっ。次に10コースを替えてみましたが、1本目ダメ、2本目多少まし、3本目はぐっとダメ。うーーーん、このロットはひょっとして全部だめなんじゃないだろうか。4本目にチャレンジしたら、やはり次々にだめでついには10本目を超えてしまうのではという恐ろしい予感がしたので、2本目の多少ましな弦で妥協。あんまり気分はよくないんですけどねー・・・

弦のセレクトに時間を取ってしまい練習時間が減ったので、日曜日の某著名日本人リュート奏者の演奏会に行くのはやめました。名古屋では多分最後になるのではということで行く予定をしていましたが、何回も聴いたことがあるし、バーゼルでも聴いたし、まぁいいかって感じかな。(笑)