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窮地に追い込まれて生まれる傑作

16~17世紀にイタリアで活躍した天才画家・カラヴァッジョ

ローマで成功した彼は、35歳のとき、決闘で人を殺してしまい死刑宣告を受ける。

出頭を拒んだカラヴァッジョは、ローマを脱出しナポリへと逃げる。そして、逃走資金を稼ぐために、絵を描きまくったらしいのだが、このころに数々の傑作が生みだされたという。

賭博のために借金まみれになり、借金を返すために『罪と罰』を書いたドストエフスキーと似ているな、と思った。

個人の内面のエネルギーだけでなく、窮地に追い込まれることで傑作が生まれるのだろう。

出所:北海道新聞2019年7月14日



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