goo

『わたしのグランパ』(読書メモ)


筒井康隆『わたしのグランパ』文春文庫

『家族八景』や『七瀬ふたたび』が好きだったので、ひさしぶりに筒井康隆を読んだ。

中学生の珠子の家に、刑務所帰りの祖父・謙三がやってくる。しかし、この人、ただの老人ではなく、おしゃれで、頭が切れて、度胸のあるスーパーおじいちゃんなのだ。

珠子へのいじめや、地上げ屋による嫌がらせを次々と解決する謙三の活躍ストーリーはスピーディ。

ライトノベルのような軽さはあるが、映画「ボーンシリーズ」のようなスカッと感があり満足した。

ただし、ラストは余計だったような気がする…



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )