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怒りの手紙

リンカーン大統領は、優れたEI(感情的知性:emotional intelligence)の持ち主だったらしい。

その一つの例が「怒りのコントロール」。歴史家のグッドウィン氏は、次のように述べている。

「同僚に激しい怒りを感じた時、リンカーンはそれを残らず吐き出すために、「怒りの手紙」をしたためた。そして、気持ちが落ち着いて冷静に判断を下せるようになるまで、その手紙を手元に置いておいた。20世紀初頭にリンカーン関連の書類が公開されると、裏面に「署名も発送もしていない」と注記のあるこの種の手紙が歴史家によって大量に発掘された」(p. 14)

アンガーマネジメントが出来ないために失敗するリーダーは多い。「密かに怒りを吐き出すこと」は、感情をコントロールする上で大事だと思った。

出所:ドリス・カーンズ・グッドウィン「リンカーン大統領に学ぶリーダーシップの神髄」ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー2019年7月号, p. 6-19.


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