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『コーヒーをめぐる冒険』(映画メモ)

『コーヒーをめぐる冒険』(2012年、ヤン・オーレ・ゲルスター監督)

ジム・ジャームッシュ風の白黒ドイツ映画だが、なかなか雰囲気がよかった。

大学を中退したことを隠し、親の仕送りで生活するニコ(トム・シリング)は、どこか影があるイケメン。コーヒーを飲みそこなった朝から、さまざまな人と出会い、人生に違和感をもちつつ、冒険的な一日を過ごす。

勉強するでもなく、働くでもない。ただ、ぶらぶらしながら、さまよっているニコを見ていると、イライラすると同時に、なぜか共感してしまうのが不思議である。

フランス映画ほどおしゃれではないが、ドイツらしい渋い映画だった。

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