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具体性、独自性、現実性

今日の授業(経営学原理Ⅱ)の目標は、前回の授業で明らかにした「企業の課題」をどのように解決するか?その方向性を考えること。

まず、フィッシュボーン(魚の骨のような図)を使って「なぜ問題が生じたのか」という原因分析をする。そのあとは、解決策のアイデア出しだ。この段階では、まずアイデアの質よりも量が大事となる。まずは個人が考えて、それを発表し、みなでふくらませる作業をする。ポストイットを用意してアイデア出しに使用しているチームもあれば、紙をちぎってポストイット替わりにしているチームもある。

「自分たちで現場を調査したときの感覚を思い出してください。解決策を考えるときには3つの点が大事になります。一つは、具体的であること。イラスト・図・写真・模型などビジュアルに訴えることも大切です。二つ目は、独自性です。誰もが考えるものではなくて、皆さんのオリジナリティが感じられるアイデアを出してください。最後に、実現性です。企業が採用でき、お客さんに受け入れられる解決策を考えてください」という指示を出したが、なかなか難しい注文だ。

ほぼ1時間、学生は熱い議論を展開していた。オルゴール堂を担当しているチームを見ると、売場レイアウトをみなで考えているところもあれば、新商品を考えるチームもある。天狗山ロープウェイチームは、閑散期のイベントや天狗のキャラクター図に取り組んでいた。

最後に、全チームが黒板に「解決策の方向性を3つ」書いて全員で共有し、教員が「具体性・独自性・実現性」の観点からコメントした。「来週の授業までに、解決策に必要な材料やデータを、チーム内で分担して作ってくるように。」という説明をして授業終了。

来週はいよいよ、議論できる最後の授業だ。
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