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すごい会議

この本は、会議の仕方というよりも、問題解決の技法について紹介したものだ。著者の大橋さんが、アメリカで起業する話も面白い。

アメリカのコンサルタントから伝授されたという「すごい会議」にはいくつかのエッセンスがある。それは、

1)会議のはじめに、参加者が「いまイケていること」を話す
2)会議に参加する人は、自分の意見を紙に書いて、順番に発表する
3)問題点を挙げるとき「なぜ~だろう」と言わずに、「どうしたら~できるだろうか」という問い方で話す

というもの。これらは、ポジティブシンキングをうながし、さまざまな意見を引き出すための工夫だ。実は、この会議をアレンジしたミーティングを、企業、大学、学生サークルなどいろいろな場で試しているが、なかなか使える手法であることがわかった。

普通だと、暗くなってしまう会議、悲しくなってしまう会議、個人攻撃になってしまう会議、特定の人がしゃべりまくる会議になってしまうのを防いでくれる。なぜなら、1)まず良いことを思い浮かべ、うれしい気持ちになる、2)皆が必ず発表するので参加感があり、多様な意見が出る、3)「どうしたら?」という問いによって、他人を攻撃することなく前向きに解決策を考えることができる、からである。

上記3つのエッセンスを会議やミーティングに取り入れると、生産性が高まると思う。
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