goo

『パリに見い出されたピアニスト』(映画メモ)

『パリに見い出されたピアニスト』(2018年、ルドビク・バーナード監督)

悪い仲間と窃盗などを繰り返すマチュー(ジュール・ベンシェトリ)だが、小さい頃に近所の音楽教室で教わったピアノが得意である。

ある日、パリ音楽院のディレクターであるピエール(ランベール・ウィルソン)が、ストリートピアノを弾くマチューの演奏を聴き、その天才ぶりに驚く。

周囲の反対を押し切って音楽院でマチューを鍛え、コンクールを目指すという物語。

盗みに入った家でついピアノ演奏に夢中になり警察に捕まる場面が印象的である。目の前にピアノがあると弾きたくなる気持ちが伝わってきた。

ただ、音楽院でレッスンを開始するものの、やる気を見せないマチュー。「練習しない天才に何の意味があるのか」というインストラクターの言葉も響いた。

才能、見出す人、訓練する人、練習」これらが合体しないと才能が開花しない、と感じた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 思い煩いは、... あなたたちの... »