宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

夏休み(その4)

2012年08月15日 15時32分20秒 | インポート
皆さま、どのような夏休みをお過ごしでしょうか。

空を見上げると、夏らしい入道雲がもくもくと空に浮かんでいます。

風は熱を帯びていて、蝉の合唱をバックにいかにもお盆の夏の一日・・という感じです。

私は今日は、5年に一度の自動車免許の更新をしてまいりました。
5年前はあまり記憶がありませんでしたが、今回は高齢者の免許更新の方法がさらに厳しくなったというお話が主でした。
日本はどんどん高齢者の比率が高くなっていますから、高齢者ドライバーの問題は今後の重要な課題なのだと感じました。

その帰りにクリニックに寄り、事務の仕事をこなしました。
帰宅したら、暑さのせいかぐったりと疲れました

今日は帰省のUターンの方も多いと思います。
皆さまもきっとぐったりとお疲れと思います。

これからの時期は、夏の疲れが蓄積して、いわゆる夏ばてがおこることが多いので、お気をつけくださいね



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夏休み(その3)

2012年08月14日 09時50分22秒 | インポート
今日は朝起きたら、空全体が雲におおわれ、日差しがありません。

久しぶりの雨です

さて。

夏休みを満喫されている方も多いと思います。
山や川、海と、さまざまな場所におでかけのことでしょう

この時期、屋外で多いのが、虫さされです。
特に、都市部でなく、山や川などで、普段はあまりさされたことのない虫にさされることがあります。
すると。
すごく赤く腫れることがあります
この場合。
当院で強めの薬をもらって帰った方はそれをぬり、ガーゼをあてておおっておくと良いでしょう。
でも。
薬のない方は、困ってしまうと思います。
病院にも行けない場合、とりあえずはどうしたらよいでしょう。
それは。
とにかくかいたりこすったりしないでください。
そして、赤く腫れて熱を持っている場合は、冷やすことがよいでしょう。
足がぱんぱんにむくんでいる場合は、歩いたりたちっぱなしはよくありません。
寝転んで、足をやや高めに上げ、むくみが悪化しないようにしましょう。

雨が降ると、その後虫に刺されることが多いと思います。
長袖や長ズボンなどを身につけて、予防してください

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夏休み(その2)

2012年08月13日 19時17分01秒 | インポート
今日は、ものすごい暑さを感じました

日頃の運動不足を反省し、ジムに行きましたが、行き帰りに自転車をこいでいる時、強い日差しとアスファルトの照り返しでクラクラしました

海やプールに行かれた方も多いと思いますが、心配なのは日焼けのしすぎです
紫外線が強すぎて、ヤケドのような日焼けをした方はいないでしょうか。

もし、万が一、ヤケドのようになってしまったら。
とりあえず、ひたすら、冷やしてください。
冷たいシャワーや、冷たいタオルなどで、ひたすらひたすら、冷やし続けてください。
できるだけ長時間冷やしてください。
しっかり冷やすことが、とりあえず、治療になります。
そして。
できれば、その後、病院に行って、飲み薬かぬり薬をもらうと良いと思います。
とはいえ。
お盆休みでどこも休診の可能性がありますが・・・。
なので、とにかく、しっかりと冷やしておきましょう。

その後、日焼けの赤みがおさまると、皮がむけ始めます。
これは特に心配はありませんが、無理にむくとひりひりすることがあります。
ですから、無理に皮をむかず、保湿クリームや乳液を塗っておくとよいでしょう

これから海やプールに行く方も多いと思いますが、くれぐれもヤケドにお気をつけください。
日焼け止めクリームをこまめに塗りかえるとか、タオルやシャツ、パラソルなどで日差しを長時間浴びないようにしましょうね

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夏休み

2012年08月11日 20時22分01秒 | インポート
今日、午前中の診療を終えて帰宅したら、なんだか頭痛と吐き気におそわれ、ぐったりしてしまいました

明日から夏休みなので、問題ありませんが、思わず熱中症かな・・・と心配になりました。

水分をたっぷりととって、涼しい部屋でお昼寝をしたら、今は回復しています。

今日は、気温はそれほどではないものの、湿度が高めで、空気がまとわりつくような感じがしました。
こういう天候は、体調管理が難しいのかもしれません。

当院は13日(月曜日)から18日(土曜日)まで夏休みをいただきます

あと、9月に臨時休診をいただきます。
9月1日(土曜日)と、9月21日(金曜日)が休診となりますので、なにとぞご了承ください。

まだまだ暑い日が続きます。
皆さまも体調にお気をつけて、楽しい夏休みをお過ごしください

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アセモと湿疹

2012年08月10日 22時03分25秒 | 診断と治療
白熱した試合が続くオリンピックも、もう終盤にかかっています。

みなさま、寝不足ではないでしょうか。

さて。
暑さが厳しい今年の夏は、汗によるトラブルが続出です

ここで、ちょっと注意していただきたいことがあります。

それは。

アセモと、汗による湿疹の悪化は、治療の仕方が違うということです。

まず。
アセモですが。
これは、主に、汗が多くなってかゆみや皮膚炎がでるものですが、単純に汗が多いということで、まずは汗を洗い流すことが重要です。
ひどい汗っかきに多く、スポーツの部活や、料理人という仕事柄で大漁に汗をかくことなどで悪化します。
すごく汗が多い方は、パウダーのようなものでさらさらさせることも有効です。

一方。
汗による湿疹ですが。
これは、汗の量は必ずしも多くはありません。
汗が少なめでも、汗による悪化がみられます。
こういうタイプは、だいたい乾燥肌をもっています。
プールの塩素で乾燥肌になっている方もいます。
このタイプは、乾燥肌に対し、保湿クリームでのスキンケアが重要です。
パウダーをはたくとさらに乾燥肌になるので、使ってはいけません。

さて。
当院は明日の土曜日の診療をもって、今週の診療は最後で、お盆休みに入ります。
来週一週間、お休みをいただき、心と身体を休めて充電したいと思っています
お薬の必要な方は、明日来院ください

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足についてのあれこれ

2012年08月09日 07時35分01秒 | 診断と治療
連日、オリンピック観戦で寝不足の方も少なくないのではないでしょうか。

連日の熱帯夜で、毎日クーラーをつけて寝ていますが、どうもあまり体調がよくありません。
朝の目覚めが悪いというか、肩まわりが重く、爽やかではありません。
クーラーで、筋肉の血流が悪くなっているのでしょう。
クーラーで夏風邪を引く人もも増えているようです。

体調管理が難しいですね

さて、体調管理から、今日は、身体の健康に欠かせない足の健康についてです。

近年、足のトラブルでの受診が増加しています。
大学病院でも、フットケア外来という専門外来が増えています。

皮膚科には、たこや魚の目、いぼ、巻き爪などの患者さんが来院されますが、そういったトラブルの患者さんの足を見せていただくと・・・。
ちょっと気になることがあります。

それは・・・。

靴が足にあっていないこと

靴を脱いでいただいた素足を見ると。
足の指がみんなくっついているのです。
指がぎゅ~と圧迫され続けて、指が内側に向いたまま固まっているような印象です。

この状態が続くと、足の裏や指に固いたこができますし、爪は巻いてくい込みやすくなるし、外反母趾になりやすい足になっていきます
そうなると、大変です。
陥入爪や外反母趾になると、治りにくいですし、場合によっては手術が必要になることもあるんです

また、足に合わない靴を履いていると、膝や腰にも負担がきます。
身体の健康にも悪い影響があるのです。

というわけで。
足に合った靴を選びましょう。
私がこだわっているのは、靴の幅にややゆとりがあるもの、でもサイズはぶかぶかでないジャストサイズ。
そして、足裏のあたる靴の中敷きにクッション性の高いものを選ぶこと。
足の甲を覆う部分は柔らかい皮か伸縮性のある素材が好きです。

自分に合った靴で歩くと、長時間疲れないし足も痛くありません。

別に値段が高い靴が良いとは必ずしも言えません。
とにかく、ご自分に合った靴選びにこだわってくださいね



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虫さされで注意したいこと

2012年08月06日 22時36分41秒 | 診断と治療
今日は、久しぶりに暑さが和らぎ、ちょっとほっとしました

熱中症のニュースもなかったので、よかったです。

毎日、テレビでオリンピックの映像を見ていますが、このところ日本のメダルラッシュで、やっぱりうれしいですね
金メダルじゃなくてもいいじゃない!と思います。
オリンピックに出場するだけでもすごいことなんですから、銀や銅メダルでも、本当にすごいことです

さて。

夏休みに入って、お子様の虫さされの患者さんがとても多いです。
お子様は大人に比べ、大きく腫れたり水ぶくれになったり、重症化しやすい傾向があります。
お子様がやや重症化すること自体は、別に珍しくなく、慌てることはありません。
が、しかし。
ほおっておいてもよいか・・・と聞かれると。
やはり、ひどくなりやすいお子様は、きちんと治療が必要です。

大きく腫れて、痛みを伴ったりリンパ管炎になったりします。
また、水疱が破れてばい菌が入り、トビヒに発展することもよく見られます。
これらはきちんと適切に治療しないと長引き、プールに入れないとか旅行に行けないとか困ったことにもなります。

このようにひどくなるのは、主に小学生以下のお子様によく見られます。
もちろん、個人差はあり、それほど腫れないお子様もいます。
でも。
小さいお子様は、虫さされはひどくなるものだと思って、悪化を予防した方が良いでしょう。

虫さされのお薬を処方しています。
年齢と、重症度に合わせて、様々な薬を処方します。
お気軽にご相談ください



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トビヒの季節

2012年08月05日 09時25分11秒 | 診断と治療
連日、オリンピック報道で、暑~い夏です
男子体操や競泳、バトミントンやサッカーなど、どんどん盛り上がっていますね
メダルにこだわらず、頑張った選手をたたえたい・・・と思っていましたが、やはり表彰台で日本選手の笑顔の輝く表情を見ると、うれしさがこみ上げます。

さて。

気分も気温も暑い夏ですが。
この季節にとても多いのがお子様のトビヒです。

トビヒは、皮膚の細菌感染症で、典型的な夏の皮膚病です。

小さなお子様にかかりやすく、赤ちゃんから小学生低学年に多く見られます。
大人にはあまり見られませんが、アトピー性皮膚炎の方には時々感染します。

お子様の場合、原因として圧倒的に多いのは、アセモをかきむしった後、虫さされをかきむしった後、ころんだ擦り傷の後・・・です。

注意しないといけないのは
トビヒはあっという間にうつり広がるということです。

そのスピードは速く、朝は虫さされをかきむしって血が出ていただけのところが、夕方にはトビヒに変わっていた・・なんてことはよくあります
これを放置していると、翌日にはいくつもの場所にうつっています。

こうなると、消毒だけでは治りません。
やはり、適切な外用薬と、抗生物質の短期内服が必要です

適切な治療をほどこしても、治りにくい場合があります。
それは。
トビヒの部位をいつまでも、いじったりかきむしっていたりしている場合です。
お子様の場合、「触っちゃ駄目よ!」と注意しても、なかなか我慢ができないことがあります。

そういうときは
薬を塗って、ガーゼをあて、包帯を巻いてください。
そして、最後に。
包帯を止めたテープの上に、お子様のお気に入りのキャラクターのシールを貼る・・というのはいかがでしょう。
こうすれば、いつもお気に入りのキャラクターが見られてうれしいし、大事にしてはがさないと思います。
キティちゃんやポケモンが治してくれるから、はがしちゃだめよ・・・と言うのも効果的かも

トビヒになると、保育園には行けませんし、プールも入れません。
早く治さないと、旅行の楽しみも半減です。
一刻も早く、治してしまいましょうね

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ミズムシ

2012年08月04日 20時54分59秒 | 水虫
厳しい暑さが続き、私は少々夏ばて気味です

熱中症予防のため、夜間もクーラーをつけていますが、そのせいか肩こりがし、喉も乾燥してひりひりします。
体調の管理が難しいですね。

さて。

暑い夏の日が続くと、ミズムシを心配して来院される方が急増します。
実際、足のミズムシだけでなく、爪のミズムシや、股のタムシの患者さんも増えてきました。
中には。
市販のミズムシの薬のかぶれの患者さんも混ざっています。

ミズムシには、大きく分けて、水疱ができてグジュグジュするタイプと、かさかさして乾燥して皮がむけるタイプがあります。
このタイプの違いは、治療の違いにつながります。
タイプに合わせた治療を行わないと、なかなか治らない場合があります。

また、爪のミズムシを合併していると、さらに治りにくくなります。
爪ミズムシは内服が必要な場合もあります。

ミズムシは昔はおじさんの皮膚病という印象があったようです。
しかし。
最近は女性の社会進出に合わせて、女性が長時間靴を履いていることが多くなり、男女差がなくなっているようです。
また、家族内感染により、お子様に発症することもあります。

温暖化により、昔より夏が暑いため、足もいっそうむれやすくなり、ミズムシも増加しています。
また。
昔は冬、室内が寒かったのでミズムシが治りやすかったのですが、最近の住宅環境の変化に伴い、冬も室内が暖房で暖かくなり、冬も治りにくくなったという事情があります。

ですから、ミズムシと診断されたら、しっかりと治療し、一見治ったように見えても治療を長めに続けた方がよいですよ。

予防としては、まず、きちんと足を石けんで洗い、清潔を保つこと。
むれにくい靴下や靴を選ぶこと。
長時間靴を履いている人は、仕事の休み時間など、短時間でも靴を脱いで足を乾燥させること。
同じ靴を二日連続してはかないこと。何足かの靴をローテーションで回し、交代交代で靴をはくことがオススメです。

ミズムシはきちんと治療すれば、ちゃんと治ります
まずは、正しく診断ですね

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お知らせ

2012年08月02日 07時40分30秒 | インポート
今日は、休診のお知らせです

夏休み・・・・・13日(月)~18日(土)       
お盆休みはどこの病院も休診になっているようです。
お薬が必要な方は、11日までにご来院ください。

あと、臨時休診のお知らせです。
これは9月ですので、お間違えなく。
でも、お早めにお知らせした方が、よいかな・・と思いまして。

9月1日(土)
9月21日(金)
の二日間、臨時休診とさせていただきます。
なにとぞ、ご了承のほど、お願い申し上げます。

今年に入り、本来休診の第3土曜日を薬外来として診療してきました。
これは、混雑する月に限り行っていたのですが、今年はずっと混雑が続き、休診せずに毎週土曜日を診療してきました。
ここで、ちょっと休診をいただき、心と身体のリフレッシュを行いたいと思います。
一つは10年ぶりの同窓会に出席します。
もう一つは、健康診断に行きます。
よろしくお願い申し上げますね

~~~ひとりごと~~~
判定の問題や無気力試合などで、さまざまな批判もでたりするオリンピックですが。
やっぱり、これまで努力してきた選手たちの活躍を見ると感動します。
私は昔からあまり泣き虫ではなく、涙もろいところもありません。
悔し涙とかは無縁で、強いて言えば笑いすぎて涙が出るか、アレルギーで結膜炎の涙くらいですが。
しかし。
今回、感動して涙がじわ~っとでました。
それは。
体操個人総合金メダルの内村航平選手と、競泳平泳ぎの北島康介選手を見て。
内村選手はあまりにも金メダルが当然のように世界中から注目され、団体でまさかのミスを連発して、いっそうの注目の中での演技でした。
ものすごいストレスを克服しての冷静な試合運びと見事な結果。
金メダルをとった後も、お世話になった方々や応援してくれた人々への感謝のコメント。
本当に感動します。日本人にこんな力があるんだ・・・と感動します。
もう一人は、北島康介選手。
3連覇などと大きなプレッシャーの中での4位。
でも、銅メダルを取った後輩にすぐにお祝いするコメントを出し、これこそスポーツの意義だと感じました。
他の競技で銅メダルを取っても残念であるというコメントをする選手もいますが、私はそれぞれのその時の結果を大きくたたえるべきだと思うし、また後継者につなげる意識というのは、本当にすばらしいと感じるのです。
というわけで、久しぶりの感動の涙がでました。
厳しい暑さでめげますが、オリンピックが心に元気をくれますね

私は、昔から、その人にはその人がやるべき社会での関わりがあると思っています。
その人がすべきこと、その人しかできないことをしっかり努力する。
それは、仕事だけではなく、たとえば育児であれば、その人の子供を育て上げるのは親の義務でもあるけれど、その親でしかできない大切なことなんです。
私も微力ですが、一人の医師として私ができることを、できる限り努力したいと思います。
そんな気持ちを、オリンピック選手を見ていたら、また気持ちが新たになりました。
もちろん活躍の大きさは比べるべくもありませんが、自分しかできないこと、自分がすべきことを、きちんと頑張ろうと思いました。
やっぱり、スポーツの力って、影響力ありますね


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