宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

残暑お見舞い申し上げます

2012年08月24日 19時22分31秒 | 診断と治療
今日もまたまた厳しい暑さでした。

今年の関東地方は、平年のこの時期の平均気温より3~8度も高いんだそうです
3度でもかなり高いのですが、8度も違うと、季節自体が違うという印象です。
また、今後も、残暑が厳しいということです。

そのせいで、汗のトラブルがとても多く見られます

汗をかくこと自体は、身体にとって必要なことです。
でも、今年のように暑すぎる日が続くと、汗の様々なトラブルがおこります。

たとえば。

頭のかゆみや湿疹が多いです。
胸やわき、股や、下着の下などにひどいアセモが見られます。
汗や汚れで毛穴がふさがり、ニキビがかなり悪化しています。
ミズムシも多いです。
首や肩、胸などに、でんぷう菌というカビによるシミが増えています。
虫さされをかきむしって、ばい菌が入り、トビヒになっています。
爪のまわりから化膿してヒョウソになっている方もいます。

さて。
汗でふやけた皮膚は、刺激や摩擦に弱く、こすれた部位が赤くなりやすいです。
ですから、暑い夏は、締め付けの強い下着や、ベルトのこすれに注意が必要です。
ネックレスも、かぶれや湿疹の原因になりやすいです。

こんな、汗の多い季節ですが。
誤解している方が少なくありません。
それは、汗をかいているから、皮膚は潤っていると思い込んでいる方。
これは、必ずしもそうではないんです
暑い夏、洗顔の後、何もつけずに洗いっぱなしでいませんか?。
これはです。
皮膚が丈夫な方は良いのですが、敏感肌や乾燥肌の方は、汗をかいていても潤いは守られていません。
ですから、洗顔の後、しっとりする化粧水や乳液をつけてください。

あ~~、早く秋よ来い・・・・ですね

お知らせ
値段の手頃なビタミンC化粧水と、ニキビに効果のある新しいクリーム(化粧品)が入荷しました。
最近は小学生のニキビの患者さんも多く、強い飲み薬が使えないので、これらを併用するのも、とても良いとおもいます




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