宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

今年の診療は終了いたしました

2017年12月28日 08時41分41秒 | 日記
昨日、午前の診療をもって、今年の診療が終了いたしました

午後は1年お世話になったクリニックの天井から床までの大掃除。
全部きれいにして、ピカピカです

今年も何のトラブルもなく、気持ちよく診療を進めることができました

混雑して座る椅子がないような時でも大きな問題はおこらず、診療が終わった患者さんが次のご高齢の方のためにドアを開けて待ってくださる方もいたりします。
また、全くはじめて来院された患者さんに、何度も来院して慣れている方がお教えいただいているシーンも見かけます。
本当にご理解やご協力ありがたい気持ちです
こうした表には見えない小さな思いやりの種が、気持ちの良い安心できる診療につながるのだな・・・とあらためてしみじみ感謝です

先日、年末のせいか特に大混雑して、かなりの待ち時間が発生したのですが、数名の患者さんが
「先生、今日はすごいよ~~!!。まだまだ患者さんいますよ~。(なんかちょっとうれしそう??)」
とか
「大変ですね。頑張って~~。(強めの応援いただきました!)」
とか
「混んでるから帰ろうかと思ったけど、やっぱり待ってて良かったです。(う、涙)」
というように、不満どころか応援さえいただいたのです
もう、ありがたい気持ちしかないですね

私は、医療行為とは、一方通行ではいけないと思っています。
患者さんからは多くの情報を提供していただき、私は丁寧な医療行為を心がける。
私の医療のアドバイスに対し、患者さんはそれを受け取り、ご自分でも治療に積極的に参加する。

こうした患者さんと私のキャッチボールみたいなやりとりがスムーズにいくことが、時には手こずる難しい皮膚病の治療にはとても重要なのです。
なので。
ただ、薬をもらって、あまりわからずに塗り続けたりのみ続けることは、あまり効果が出にくいのです。
ご自分が何のために薬を飲んだり塗ったりしているのかをよく理解して、治療を進めることが重要なんですね

ま、これが、今年のまとめです。

こういったスムーズに治療がうまく進むために、来年も、お待ち時間が多くなっても、それ以上に中身のある治療を心がけたいと思います。

今日から、私は、冬休みです。

絵を描いたり、ミシンを踏んだり、織物をしたりして、右脳で思い切り遊びたいです


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もうすぐ今年も終わりです(その2)

2017年12月24日 18時13分51秒 | スキンケア
今年の診療もあと3日。
正確には、明日と明後日は診察日、最終の水曜日は午前中にお薬の処方日となります。
年末なので、多めに処方も可能です

今年の冬は、寒さが厳しいですね
どうしても、暖房を長時間かける傾向が避けられません。
そうなると、保湿クリームをしっかり毎日塗ることが必要です

年末に、ご実家に帰省する方や、旅行でお出かけになる方も多いことでしょう。

ご実家に帰ると、おじいちゃまやおばあちゃまが寒がりのためエアコンがガンガンついているということが多く、暖められた空間でお孫さんが長時間過ごすということもあるでしょう。
また、旅行で、旅館やホテルに滞在すると、これまた容赦なく暖房がついています。

こうした生活をするため、お正月を過ぎた頃、全身が乾燥してかゆくなり、ぼりぼりかきむしったり、湿疹が広がったりするのです

なので、とりあえず、保湿クリームは多めにお持ちください

院長が開発したしっとり!もちもち!オールインワンジェルも、全身にお使いいただけます。
こちらはべたつかずに長時間保湿が続くので、クリームが苦手な方にもとても好評ですね

暖房で乾燥した空間に同じ時間いても、小さい体積の方から先に乾きます。
つまり。
赤ちゃんやお子様の全身が強く乾燥するので、要注意ですよ

せっかくの楽しい冬休み。
かゆみの起こらないように気をつけてお過ごしくださいね

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もうすぐ今年も終わりです

2017年12月21日 07時36分14秒 | 日記
忘年会をいくつかこなし、いよいよ今年も終わりに近づいてきました

やらなくてはいけないことは山積みですが、あえて考えないようにして、毎日をこなしています

さて。

クリニックは、27日水曜日までです。
27日は、午前のみで、お薬の処方日です。
ですから、診察があるのは、明日の22日金曜日の午前午後、25日の月曜日の午前、26日火曜日の午前午後です

最後まで、心をこめてしっかりと診療に取り組みます。

来年の花粉症ののみ薬や点眼、点鼻も年内に処方可能です。
花粉症ののみ薬は、種類がかなり増えました。
一日一回のものも増え、眠気がないものも種類が豊富です

治療に必要な化粧品も、多めに仕入れましたので、まとめ買いもお受けできます。

いずれにせよ、暖房をやや控えめにして生活すれば、花粉症も肌荒れも軽くすむ可能性が高いです。
ぜひ、毎日、お気をつけて過ごしましょう


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何のアレルギー?

2017年12月17日 22時38分58秒 | アレルギー
今年の冬は厳しい寒さだといわれていますね

でも私は相変わらず暖房を控えめにして、今日の室温は17度です。

レッグウォーマーやネックウォーマーをつけるのとつけないのでは、室温の感じ方が全然違います。
また、腹巻きをすると、ぐっと暖かさが増します。
こうして、重ね着を工夫していると、廊下に出てもヒヤッとしません。
これは、大切なことですね
リビングがぽかぽかで薄着で過ごしている場合に、トイレに行こうと廊下に出ると急に寒いと感じることがありませんか?。
これは、いきなり血圧が上がるので、ちょっと良くないですよね。

さて。

今の時期は、まだ花粉症の時期ではありません。
でも。
鼻水や鼻詰まり、目のかゆみを感じるご相談は結構多いです。

いったい、何のアレルギーなんでしょうか?。

これは、暖房などの影響で空気がひどく乾き、その乾いた空気の中で生活して鼻や目の粘膜が乾いてしまい、ホコリやカビなどが粘膜を通して容易に侵入するからだと思われます。

こんな状態が続くと、春が来て、本格的な花粉の飛散が始まると、急にひどい症状が出てしまうのです

なので、暖房はやや控えめにして、なるべく重ね着を工夫して生活して欲しいものですね

我が家は、16度から17度が快適に感じます。
エアコンはつけないので、手荒れも起こりません。
顔や首は、しっとり!もちもち!オールインワンジェルだけで、しっかりと潤っています

過剰暖房は、皮膚がかさつくだけでなく、鼻や目も乾燥し、来年の花粉症がひどくなる可能性がありますので、くれぐれもお気をつけくださいね

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敏感肌になりやすい季節

2017年12月11日 14時35分50秒 | 化粧品
気づいたら、大学通りのイチョウの葉はすべて落ちていて、枝だけになった木々が寒々しく見える季節になっていました。

当たり前ですね。
もう、12月も半ばに近くなっています。
何かと気ぜわしい師走がせまっています

昨日、クリスマスプレゼントを買いにデパートを3カ所回りましたが、いずれも暖房が暑すぎて、ギブアップでした
首回りや背中に汗をかき、帰宅後にはもうかゆくなっていました。
全く、どこもかしこも過剰暖房です

さて。

年間を通して、当院にはスキンケアのご相談の患者さんが来院されます。
でも、とくに多くなってくるのが、今頃です。

「新しい化粧品を買ったら、ブツブツが出た。」
とか
「ホテルに備え付けの化粧品を使ってかぶれた。」
とか
「これまでも使っていた化粧品なのに、最近は合わなくなってきた。」
といったご相談です。

もちろん、化粧品成分があわないからおこったわけで、もう、それは使ってはいけません。
でも、なぜ、こういったご相談がこの時期に増加するのでしょうか

それは。

空気が乾燥し、肌の潤いが減少していくこの季節に、エアコンなどの暖房をどんどん使用して、角質層の水分が奪われ、角質層のバリアー機能が低下する結果、化粧品の成分がどんどん侵入していくからです。
そのため、夏よりもかぶれやすい場合があるのです。

かぶれなどの診断にパッチテストという検査法がありますが、同じものを検査しても皮膚の厚いところでするのと、皮膚の薄いところでするのでは結果が異なります。また、皮膚に傷があると、強い反応が出ます。
つまり、皮膚のコンディッションにより、かぶれの反応の強さは違ってくるのです

ですから、エアコンの風でカサカサに乾いてバリアー機能が壊れた部位では、いっそうかぶれやすくなるのですね。

これまで使っていたものにかぶれる場合も、実は、汗で守られていて反応がでにくかったのに、皮膚がかさついていると合わないことがわかったという場合もあるのです。

私がオールインワンジェルを開発した理由もここにあります。
成分をできる限りシンプルにし、保湿力は最大に高めたこのジェルは、潤いは長時間持続しますが、かぶれの原因となりそうなものを極力限界まで入れないというこだわりです。
一つだけしか使わないシンプルケアなので、肌に入る成分もとても少ないです。

よくちまたの化粧品は、洗顔、化粧水、乳液、美容液、クリーム、ナイトクリームパックなど、一連のセットで勧められることがあります。それだけのたくさんの種類のものを重ねて皮膚に塗れば、その中に共通して入っている成分が、何倍もの濃度で肌に侵入します。
一つだけなら大して問題にならない安全な成分でも、数種類塗り込むと、数倍もの濃度で入ります。
その結果、肌荒れを起こすこともあるのです。

なので、乾燥しているこの時期こそ、実はシンプルケアが安心なのです。
でも、当院開発のオールインワンジェルは、シンプルですが極めてしっとりし、もちもちが長時間持続しますよ。
当院では、肌の弱い敏感な方ほど、このジェルを気に入ってくださいます。
本当に開発して良かったと思います

院長の私も、洗顔後、これ一つのシンプルスキンケアで、もうすぐ2年になりますが、肌の調子は極めて好調ですよ
洗顔後の5秒という超時短スキンケアにも慣れてしまいました。
楽ちんできれい!!って、うれしいですよね。
クリニックでは、お試しパック200円があります。
また、肌保湿研究所では送料込み500円のお試しも通販で購入出来ます。
敏感肌を自覚している方こそ、ぜひ一度、お試しください

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上半身の乾燥と下半身の乾燥

2017年12月08日 17時46分09秒 | 診断と治療
このところ、急に寒さが強まり、すっかり空気にキンキンした緊張感がありますね

冬がどんどん進んでいます。

さて。

寒い日が続くと、乾燥肌の患者さんが増加します。
それは、寒さで皮膚が冷え、血流が下がって皮膚の潤いが減ることと。
暖房の使用で、乾燥がどんどんひどくなるからです

診療の中で、気づくことがあります。
それは。

上半身の乾燥がひどくなり、頭皮や首や肩周りに湿疹が出るタイプの人と。

お腹から下、特にお尻や太ももやすねがかゆくなる下半身タイプです。

これは、ある程度、原因がわかります。

エアコンの暖かい部屋に長くいる人は・・・・・主に胸から上の乾燥と湿疹が目立ちます。
床暖房やホットカーペットの上で過ごす人は・・・主にお腹から下の乾燥と湿疹がひどい傾向があります。

今日の診療で感じたことは、とにかく部屋を暖めて、薄着で過ごす方がすごく多いことです。
そういった生活スタイルは、皮膚の乾燥だけではすまない上に、アトピー性皮膚炎や鼻炎、喘息などが悪化しやすいのです

一方、こたつや、風の出ないオイルヒーターやストーブは、そういった悪影響は出ません。

適度に暖めて、あとは、服の重ね着で調節することが、肌には良いのです。

当院では、乾燥肌の方に、保湿クリームをさまざまなタイプで処方しています。
ハンドクリームやカオクリーム、かかとひびわれ用のクリームも、処方しています

院長の開発したオールインワンジェルも大変好評です
今日は、ある患者さんに
「こんなに長い時間しっとりが続く化粧品ははじめてです!!。」
とすごいお褒めをいただきました。
こうした感想は、本当にうれしいですし、また、とても参考になります。
商品の説明は、肌保湿研究所のホームページに詳しく書いてありますので、どうぞご覧ください。

みなさま、皮膚の健康のために、また、老化の予防のために、暖房の使い方をちょっと見直してくださいね

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汗のかきかた

2017年12月01日 07時09分19秒 | スキンケア
このところ、寒さが急に進み、大学通りのイチョウもすでに真っ黄色で、その半分は散って地面に明るい絨毯を敷いています

秋はもう終わりに来ています。

今日から12月。
一年の最後の月になってしまいましたね

これからいくつか忘年会がある予定です

忘年会はとても楽しみですが、一つだけ心配なことがあります。
それは。
会場の過剰な暖房です

昨日、習いごとがあり都心に出ました。
電車を乗り換えて行きましたが。

電車が暑いんです
ゴーッという音が聞こえており、もわっと暖かい空気が蔓延しています。
オーバーを着ていましたが、とにかく暑かったです。

さらに、習い事のあと、久しぶりに都心のデパートに行きましたが。
ここでは、暖かいを通り越して、もはや暑い!!。
オーバーもベストも脱いで二つを腕にかけて歩き回りましたが、それでも首回りや髪の地肌に汗をかいていました

帰宅後、すぐさま入浴しましたが・・・。
いやな予感は的中。

寝る頃から、耳の後ろや生え際にかゆみが。
そして。
ブログを書いている今朝は、耳たぶや首まわり、肩や背中に湿疹が出てしまいました

こうなると、もう、湿疹の薬が必要なんです

そうなんです
つまり。
暖房で汗をかくのは、最悪です

暖房で乾かされ乾燥肌になり、そこに汗をかいて、またその汗が乾かされる・・・・・これをくり返すと・・・
汗は皮膚の味方ではなく敵になってしまいます。
ひどいアセモや皮膚炎になってしまうのです。

ジムで汗をかいて、すぐにシャワーを浴びて、保湿クリームを塗っておく。
これは、とても良い汗です。
冬の保湿になります。
また。
ややぬるめのゆっくり入る入浴も、じわっと汗をかき、そのあと全身に保湿クリームを塗ればとても効果的です

ですから、とても怖いのは。

床暖房やホットカーペットの上で暖められて、薄着で過ごすお子様です。
これはもう大変です。
全身がくまなく乾燥し、走り回り汗をかき、またそれを乾かされる。
こうして過ごすと、全身にひどいアセモや湿疹が出来、これをくり返すと、その一部の方が将来アトピー性皮膚炎や花粉症などになりやすくなるのです。

毎年のことですが。

12月になると、お子様の患者さんが急増します

乾燥するのは当たり前よね・・・と軽く考えないでください。

暖房で暖められたお子様は、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、喘息、花粉症などのアレルギー疾患になる確率が上がるのです。

お子様こそ、暖房をやや控えて、室内でも重ね着や靴下を着用して。自分の内側から自然にじんわりと出る汗を保湿に変えて過ごすのがオススメなんです








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