宮元皮膚科クリニックのブログ

毎日の診療の中で気づいたことや気になることを書いています。
皮膚病や肌のトラブルのさまざまなアドバイスをいたします。

耳のトラブル

2009年01月28日 20時15分22秒 | 診断と治療
まだまだ寒い日が続きますが、あちこちで梅の花が咲き始めましたよ
もうそこまで春が近づいているんですね・・。

さて、今日は耳のトラブルのお話です
といっても、皮膚科ですから、耳鳴りや難聴や中耳炎のお話ではありません。
耳たぶや耳周辺の皮膚のトラブルについてお話しします。

というのも、耳周辺の皮膚炎は結構頻繁に見るものなのですよ。
1・・・・・アトピー性皮膚炎の方に多くみられる耳切れ
2・・・・・赤ちゃんの耳によくみられる湿疹やかぶれ(唾液やミルクが耳について痒みをおこします。結構赤ちゃんは自分でかきむしっています。)
3・・・・・シャンプーやリンス、毛染めなどによる接触性皮膚炎
4・・・・・今の時期に多くみられるしもやけ
5・・・・・ピアスによる金属アレルギーや細菌感染
6・・・・・耳たぶの中にできる袋(粉瘤)
7・・・・・花粉かぶれ
これらがよくみられる病気ですね。

以上のようなものは、耳鼻科ではなく皮膚科で診療が可能です
耳は複雑な形をしているため、かぶれや湿疹がおこりやすく、また洗いにくい場所なため、清潔にしにくくこじらせてしまうことが多々あります。
お早めの治療が肝心と思います。


乾燥の季節(その4)

2009年01月26日 20時45分34秒 | スキンケア
異常乾燥注意報です
いよいよ空気はからからです。
これまでもスキンケアや保湿のお話をしてまいりましたが、今日は加湿の工夫のお話です。

暖房というと、エアコンやファンヒーターなどを思い浮かべる方が多いです。
が、床暖房やホットカーペットも十分に空気を乾燥させます。
特に、身長の小さいお子様などは、床に近い所にいるので、全身が乾燥しますよ。
意外に盲点ですので、ご注意を・・・。

さて、加湿のお話ですが。
加湿器はもちろん無いよりはあった方が良いですが、加湿器の近い場所しか湿度が上がりません。
部屋全体を潤す場合は、合わせて、洗濯物や濡れタオルをあちこちにかけると大変有効です。
さらに、一工夫の方法として、加湿器の蒸気を扇風機で回すと、効果が上がるそうです
冬はしまい込んでいる扇風機ですが、なるほど、そんな使い方もあるんですね

スギ花粉情報その2(赤信号が点滅中・・・!)

2009年01月24日 15時20分06秒 | 花粉症
このところ、ぼちぼち花粉症の始まった方がみられます
どうも2週間前頃から黄色信号がつき始めたという感じですね。
くしゃみや鼻水、目の痒みに加え、まぶたやほほ、あごや首などに湿疹が出始めているようです。
花粉のエックスデーをヴァレンタインデー頃と申し上げましたが、このエックスデーというのは、花粉の飛び始めではなく、発症する患者さんがいきなり増加する日のことなんです。
ヴァレンタインデーつまり2月中旬というのが、症状が出る時期のめやすなのです。
従って花粉の飛び始めではなく、多くの方が発症する可能性が高い日のことです。

もう花粉は黄色信号・・・いえ、もう赤信号が点滅を始めた感じですね

洗濯物やお布団は外に干さないでくださいね



間違えやすい病気その2

2009年01月23日 18時58分03秒 | 水虫
こんなに寒い日が続きますが、ミズムシのご相談は毎日けっこうあります。
具体的には「このごろ、足がかゆいんです。ミズムシになったみたいです・・・。」というものです

実際に検査してミズムシである方もいらっしゃいます。
冬にミズムシ~~?と思われる方もいるでしょう。
でも、ミズムシはいまや一年中みられるのですよ。

最近はミズムシと思われて来院される方の中に、違う皮膚病の方も混ざっています。
間違えやすいものはだいたい以下のものです。

1・・・足の乾燥しすぎの湿疹。角化してかさかさになってかゆいです。
2・・・足のむれによるもの。厚手の靴下やタイツ、ブーツ、こたつや床暖房などで、足に汗をかいてむれておこります。
3・・・しもやけ。このところ患者さんが多いです。ゆびが赤く腫れて、かゆいです。

多くは診察ですぐにわかります。また、ミズムシの検査ですぐに診断がつく場合が多いですね
冬でも意外に多い足のトラブル。
お気軽にご相談くださいね。

アトピーってアレルギーだけが原因なの?

2009年01月22日 16時22分45秒 | アトピー性皮膚炎
久しぶりの雨です
寒いですし暗いですが・・・でも空気が潤ってほっとします

さて、あまりにも有名なアトピー性皮膚炎ですが・・。
この皮膚病をいまだに卵や牛乳などの食物だけに原因があると思いこんでいる方は少なくありません。

最近どんどん研究もすすみ、アトピー性皮膚炎については色々な事がわかってきました。
もちろん、アレルギーという部分は無視できません。
食物も原因の一部としてはありますが、むしろ、大きな原因はハウスダストや花粉といった空中浮遊物質が大きくなっています。
つまり、外部にある、しかも、除去が難しいものに原因があるのですね

もうひとつ大きな原因として、皮膚のバリアー機能の低下・・・つまり皮膚の角質機能の低下にあります。
これは、アトピー性皮膚炎の要因として無視出来ないほど大きいです。
これを回復させる治療のポイントは、ずばり、毎日の保湿ケアです
効果の高い保湿ケアを繰り返す事で、角質の機能は上昇し、潤いのある強い皮膚に生まれ変わってきますよ

あと、大切なことはかきぐせをつけないこと
かいたり、こすったりの習慣があると、角質はいたみますしかゆみも悪化してしまいます

もうすぐスギ花粉の本格的な飛散が始まります。
皮膚が乾燥していると、角質が弱くなり花粉が侵入しやすくなり、やがて湿疹やかぶれをおこします。
全身の保湿のお手入れを忘れずに・・・




鼻炎の点鼻薬

2009年01月21日 17時34分27秒 | アレルギー
花粉症はいまや国民病であり、日本人の4人にひとりがかかっていると言われます。
さらに、ハウスダストのアレルギー性鼻炎も増加しており、鼻炎は大人だけでなく子供にもどんどん増えているやっかいな病気です。

当院は皮膚科なので、花粉で顔や首などに湿疹がでる方がたくさん来院されますが、ついでに鼻炎のご相談も多くあります。
特に子供の鼻炎は鼻詰まりになりやすく、放置しておくと重症化して、集中力が低下し成績が低下するという悩みにつながります
従って、子供のアレルギー性鼻炎こそ早めの治療が大切ですね

治療としては、早めからの予防内服です。
子供用の飲み薬も種類がたくさんに増えましたので、選びやすくなりました。副作用も少なく、市販薬より安全ですね。
さらに点鼻薬(鼻噴霧薬)を使うとよいですね。
ステロイド点鼻薬は、飲み薬のステロイドとは違い全身への作用がほとんど無く、長期に連日投与をしても全身や内臓などへの副作用もない安全な薬とされていますので、子供に使うのも安心ですね
ちなみに、血管収縮剤の点鼻薬というものがあり、これは鼻詰まりが速やかにとれるので好む方もいますが、連用により依存などの副作用があるので使い方が難しく、注意が必要ですよ

目薬も処方いたしますので、あわせてご相談ください


漢方薬のお話

2009年01月20日 22時14分54秒 | 診断と治療
全然雨がふりませんね~~。
外も室内も乾燥してカラカラですよ
のども気管も乾いて、風邪をひきやすくなります。
加湿器などを併用して、乾燥しすぎに注意しましょう。

さて、今日は、当院が治療に用いている漢方薬のお話です。
色々な病気に漢方薬を使うことがあります。
漢方薬は相性や使うタイミングなどもあるので、必ずしも全員には使用しませんが。
以下の病気に用いています。ご参考にしてください。

アトピー性皮膚炎。
にきび。(ぶつぶつの多い急性期と、にきびあとが気になる慢性期では薬が異なります。)
赤ら顔。
花粉症。アレルギー性鼻炎。
化膿をくりかえす皮膚病。
老人性の乾燥肌、かゆみ。
更年期障害。
中年以降の肥満。
風邪やインフルエンザ。
便秘症。
不安神経症、不眠症。軽い鬱。
・・・・といろいろな病気に使用します。
ご希望の方はご相談ください


スギ花粉情報その1

2009年01月19日 20時47分43秒 | 花粉症
関東地方の今年のスギ花粉は、去年よりやや少ないという情報がでましたね
こういう情報は、天候その他で変わる事がありますので、わかり次第お知らせ致しますね。

さて、花粉が少なめだと、実際はどういうことなんでしょうか。
発症する人数が少ないと思いがちですが、必ずしもそうではないのです。

花粉が少ないと・・・・花粉が飛ぶ期間が短めになるということなんです。

つまり、とりあえず発症はしてしまう可能性は高いのですが、早めに終わる可能性があるということなんですね

ですから、エックスデーである2月中旬に発症する可能性を考えて、1月下旬から予防の内服はスタートしましょう。
実際に花粉が少ない年は、内服期間が短くて済みます。
花粉情報をチェックしながら、内服期間を考えていきましょう。

間違えやすい病気その1

2009年01月17日 14時42分48秒 | 診断と治療
今回は間違えやすいシリーズです。
つまり・・・患者さんが勘違いしやすい病気を簡単にご紹介します
なるべくよくみる、身近な病気をとりあげていくつもりです。

今回は足のイボです

10代以下のお子様によく見られるものです。
足の指や、足のうらなどに、ぽちっとマルい小さな固いものが出来、痛みやかゆみはありません。
お母様が魚の目と思ってほおっておくパターンがとても多いのですが、だんだん大きくなってきて、ある時二つや三つに増えてきます
そこで、あわてて来院されるのですが、ほとんどのお母様が「魚の目が増えてきました」とおっしゃいますね。
しかし・・・・・子供に魚の目はできません!!。
ほとんどすべてイボですね
これはヴィールス性で感染しますので、治療が必要です。
数が多くなると、通院日数も増えますので、なるべく1個のうちに取ってしまいたいものです。
ですから気づいたらお早めにご来院くださいね。
なお、魚の目とイボは治療が全く違いますので、自己流の治療は危険ですよ。
なお、お子様に多い病気ですが、大人にも感染しますので注意が必要です。

間違えやすい病気シリーズ・・・ご参考にして下さいね

皮膚科クイズその14

2009年01月16日 17時24分28秒 | インポート
今日もすご~く寒かったですね。
自転車をこいでいると、筋肉がこわばる感じがします。
寒さのために血流が悪くなっているのかもしれませんね。
私は冷え性なので、寒さには本当に弱いです・・・

さて、今日は久しぶりにクイズです。
◎か×でお答え下さい。今までブログで書いてきたことの復習が多いですよ。
みなさま、どの位、覚えておられるでしょうか?。

1・・・・・冬はお部屋を暖めて、なるべく薄着でいるほうがよいです。
2・・・・・冬の暖房は、床暖房やホットカーペットは空気がよごれないので、皮膚にもとても安全です。
3・・・・・ヤケドをしたら、しばらくは石けんで洗ってはいけません。
4・・・・・みずいぼは夏の病気なので、冬はかかりません。
5・・・・・くちびるがかさついた時は、まめになめてつばで潤した方がよいです。

さあ、いかがでしょうか?。
答えは・・・・・全部×なんですよ

1・・・・部屋を暖めて薄着でいると、肌はかさかさに乾きますよ。部屋はほどほどに暖めて、なるべく重ね着をしたり靴下をはいたりしていましょうね。
2・・・・床暖房やホットカーペットは、その上にじかに座ったりごろごろしたり、お昼寝したりすると、ものすごく乾燥肌になってしまいます。直接座らず、椅子などをおいて、距離をおきましょう。
3・・・・ヤケドをしたら、毎日石けんで洗い、清潔にしてからお薬をぬりましょう。この時、無香料の安全な石けんを使わないとしみるので、注意しましょう。
4・・・・みずいぼはプールでうつる印象のため、夏の病気のように思われますが、一年中みられる病気です。
5・・・・これは絶対してはいけません。なめればなめるほど、かさつきはひどくなり、やがて真っ赤に腫れてしまいます。なめないようにしましょうね。

いかがでしたか?。私が日常の診療の中で、皆さまにお話ししたりご注意したりしている事ですよね。
これまでのブログにも書いてきましたので、そちらも是非ご参考にしてくださいね